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4/30 ヘーソーゲーム

ヒルクライムレースでちょくちょくお会いするG蕃さんが泊まりに来ていて、ツールド美ヶ原のコースを一緒に試走することになった。とはいえ私はまだぜんぜん脚が出来ておらず、2〜3レベルは低い。コースの案内をすれど息絶え絶えの私を、待っててもらう形で登り続ける。悪化中の腰痛が火ダルマとなり後半は脚も終わるが、どうにか立ち止まらずに1時間37分余でゴールまで完走できた。一人で登っていればあと5分は遅かっただろう。誰かと並走するのはとても効果的なトレーニングだと実感した。ポジショニングなどいろいろアドバイスももらって助かった。
Daijo ここからさらに、レース日にはなかなか登る気にならない美ヶ原山頂へ軽く登山。まだ脚がマラソン向けのままなので、歩くのは楽だった。山頂から見渡す広大な高原は草色になっておらず牛の放牧も始まってないけれど、絶好の天気でどの方角にも信州の雪山を遠望。美ヶ原の醍醐味である。
下りはさぞ寒い思いをするのかと覚悟していたが、予想外の陽気で大丈夫だった。GW中ゆえまだ続々と自転車も登ってくる。下山後の浅間温泉は格別。

4/28 カミナリ来ちゃ雷鳴

雷鳴でアパートが揺れるほどの雨が過ぎ去り、空気が冷え込んでいる。下山用の手袋を持って、チャリで浅間の激坂を登りに行く。また雨がぽつぽつと来たので引き返そうかと思ったが、今日鏡で見た自分の顔は、ただでさえ丸い顔がさらに丸くなっていた。近頃食事量の割に運動不足なんだ。
この坂を力強く漕げるようになるにはあと何回ここに来れば良いのだろう。空模様を気にしながら美鈴湖まで。あとは美ヶ原温泉方面に下山するため「もりの国」までちょっとの登り。そこで一気に雲行きが悪くなり、雨が…いや違う、霰が降ってきた。やばい! 雷に身の危険を晒すほど嫌いなことはない。急いで逃げ下りる。激しくなるばかりの霰が顔面に叩き付け、とても痛い。これは丸くしてしまったことへの罰なのか。
里へ下りる頃には穏やかに晴れているから不思議だ。ともかく無事帰宅。

4/27 無風と共に去りぬ

Moantamizo ひんやりして風のない朝、浅間温泉から田溝池に向かってジョギング。水を張り始めた田圃は山々を映し、東からの日差しは柔らかくても草木は色空間いっぱいに鮮やかな季節。どこかにタラの芽はないかしらと目が泳ぐ。先日間違えて一つウルシの芽を摘んで来ちゃったからなあ。
復路になると脚が疲れて硬くなってくる。先々週までのスタミナは幻か。何とか12.5kmを走り終えて朝食を採り、それから自転車通勤。

4/24分 ごちそうさん タイ産

一昨日ちょっとチャリで登っただけなのに、すっっかり筋肉痛になっている。普段運動しない人がいきなりサイクリングを始めても続かない、そんな気持ちがわかるようなだるさを感じつつ、夜ジョグに出る。浅間温泉往復の8kmをかなりゆっくりだが、走れど走れど楽にならず、冷や汗ばかりでずいぶん味気ないジョギングになってしまった。俺ってこんなに走れなかったっけと自信をなくすが、年がら年中張りつめていなくてもいいだろう。今しばらく、あせらず行こう。

プロジェクタ用として常駐する手持ちソースが少ないので、DVDを3枚まとめ買いした。
『アニマトリックス』…一作目だけやたら面白かった記憶があるマトリックスの、おまけアニメ(980円)。短い映像作品が趣を変えて次々流れるので飽きがこなくて良い。特にBeyondという話のノスタルジックさにメロメロ。
『カーズ』…クルマ嫌いの急先鋒たる私がカーズ? いや、そんなに嫌いじゃないよ。ただ世の中のクルマ信仰が行き過ぎていると思うだけで。さておき映像はフルCGだが、CGであることをまるで意識させないところまで今の技術は来ているんだな。中盤のドライブシーンは実に気分が良かった。舞台の“忘れられた町”は長野県小諸市を連想してしまう。全般に映像が緻密なので、DVDのSD画質じゃかなり物足りない。これから映像機器を買う人はフルHDにこだわるべきだろう。
『トム・ヤム・クン!』…主人公のムエタイにはCGやワイヤーを全く使っていないであろう、タイ産のもの凄いアクション映画。それをヘラヘラ笑いながら観るのがオツである。アジア映画ならではのユーモアも散りばめられているし。

以上3枚、良く出来た邦画のように胸を深く打つ内容では無かったが、気軽に観られそうなのをチョイスしたから当たり前か。しかも邦画って買うと高いから…。

4/22 謹賀信念

腰痛がにわかに悪化していて億劫だが、今年初めてチャリで美鈴湖へ登る。もちろん激坂ルートで。ゆっくり漕いでるつもりでも、呼吸が一杯になって額の汗が容赦なく眼球を襲う。マラソンとはほとんど別のスポーツなのだと痛感する。一方心配だったフロントギアは噛んでくれてるようだ。
Cp2road 「明けましておめでとう」。美鈴湖にそう挨拶してさらに登っていくと、気分だけはだんだんノッてくる。ペダルを力を込めて踏むと自転車は少し斜め前に登る。それをバカバカと繰り返す。これこそ坂馬鹿の醍醐味だ。しかし脚がまだ出来ていないし、せっかくの休日といえど家から700mUPの第2チェックポイントまでで今日はおしまい。浅間温泉街から55分かかったが、これを40分に縮めたい。まぁまだ慌てるような段階じゃないな。
下りはやっぱり冷える。いらねー。帰宅して市議選の投票を済ませ、昼食の買い物がてら本屋に寄ってみると「ヒルクライムバイブル」が目に止まった。立ち読んでみると、本格的にヒルクライムを楽しむための、というかお金の掛かる話ばかり載っている。自転車やパーツのスペックとか、プロテインがどうのとか。貧乏人の私には雲の上の内容だ。一万円程度の靴だけあればアマのトップレベルとほぼ同条件で戦えるマラソンと違って、自転車という物はピュアオーディオ級にお金が掛かる。そんな連中をドノーマルのツーリング仕様車でバッタバッタと倒すという悪趣味な愉しみもあって今まで続けて来たが、それにも限界を感じつつある。今後、どうヒルクライムと向き合うべきか。
いや、他人との比較じゃないだろ。登ることが好きで、常に己に克つ気概が大切ではないか。“好奇心と向上心を失ったら人間じゃない”…これが自分に課している信念だ。それを実践する舞台がツールド美ヶ原なのである。

疲れたので昼寝をしてから、再び出掛ける。先日買ったジーンズよりワンサイズ細い、胴回り73cmのスラックスを買った。これだとギリギリで、満腹に食うこともままならない。きっとこれからの季節、痩せるから大丈夫……とりあえず安物で冒険だ。さっそく帰りにコンビニでスナック菓子を買ってしまったが。だめじゃん。

4/20 明日は足イタの風が吹く

やたら筋肉痛が長引いている。後々のことを考えればマラソンは余裕を持ってフィニッシュすべきだろう。しかしその限られた時間において、私は過去しか振り返らないから。
ようやく小走りくらいは出来るようになって、出勤前のジョギングを6.5km。痛い。ともかく今週はあまり運動をしなくても腹ばっかり減る。今日の夕食はけっこううまい東麺房のラーメンに豚丼を付け、さらにミスドにハシゴする。やや肥満傾向であることを示す健康診断結果が返って来たばかりというのに。できればこんな暴食は今日までにしておこう…。
帰路はたかだかチャリ200mUPの大口沢経由にしたが、それもまだ脚が痛くて登りにくかった。

4/16 心身滅却すればサウナもまた涼し

入社以来半年近く続けた無遅刻無欠勤は途絶え、今日は欠勤届を出してある。マラソン中に「明日から仕事だ〜」なんて考えがよぎれば、決死のラストスパートとか出来ないしね。

去年の自転車による暗(くらがり)峠攻めで文字通り歯が立たなかったフロントギアは、そろそろ浅間の激坂もやばいんじゃないかと思うほどすり減っている。というわけでミタニサイクルマインドに取り寄せを頼みに行く。最近店主が関節炎を患っている上、整備・修理依頼が殺到しており営業時間が短い。なかなか開いてる時間に行けるチャンスがないのだ。もっと近場で暇そうな店の檀家になっておくべきだったか、なんて思わないよ。
しかしクランクセットは「シマノに在庫があって2〜3週間、なけりゃシマノの都合で半年かかることも…」と言う。最悪6月には間に合って欲しいが、何か応急手段はないかしら。

午後は体中の筋肉痛をほぐすため、ほりでーゆ〜温泉へ。温める→冷やすの繰り返しが良いとされるから、久々に90℃サウナ12分間を3セット。今日はただでさえ喉が渇くので、水分補給はマメに。しかしまだ早歩きや階段昇降に抵抗があるわ。

4/15 走った距離は私を裏切らない 私も決して走った距離を裏切ってはならない

昨日歩き過ぎたせいで体調は一割引だが、それでも充分以上。松本駅に(新宿行でなく)中野行のスーパーあずさが入線しているが、私が向かうのは長野。始発の鈍行で行く。果たしてこれで間に合うのかちょっとした賭けに出たのだ。同じ発想の無謀なランナーはほんの数人。北長野駅に到着してからウォーミングアップも兼ねてランニングで会場に急ぐ。荷物預かりの締め切りギリギリになったがそれでも何とかなってしまうあたり、さすが日本一の運営力を誇る大会だ。トイレも問題無しで、スタートの整列に間に合わす。良かった良かった。天候はピーカンでわずかに追い風の絶好条件。しかし長期間にわたる練習の成果をたった3時間半前後に凝縮しなきゃいけないのだから、42.195kmって憎らしいほど短くないか? かと言ってウルトラとかやらないけど。
Kyoiku やがて号砲。ゲートをくぐる時にクレーン式のテレビカメラが目の前に来たので、十本の指を広げてぴょんぴょんアピールする。それはサブテン…じゃなくて3時間10分切りおよび上位10%を目指す意気込みを表現したものだ。次回サブスリー挑戦への切符を手にするため、無謀だけどロマンを求めてやってみるよ!
弱気に設定してしまった目標タイムで決められたブロックで、スタートラインを跨ぐまでのタイムロスは1分35秒ほど。ここは今の自分がいるべきポジションじゃない。呼吸が荒くならない程度に押して、ぐんぐん前に出る。7km地点で見覚えのあるユニフォームに追い付いた。前回のマラソン「三郷アップルハーフ」でほぼ同時にゴールした小諸のおっさんだ。集中力を乱しちゃいけないと思って声は掛けなかったが、向こうも私に気付いたのだろう。ここからこの人とのデットヒートが始まる。今度こそ負けないよ! それにしてもオーバーペースじゃないかと不安になっていた所に、同等の走力を持つベテランが並走してくれているなんて、凄く心強い。ただし向こうも同じことを考えていたら、…共倒れだ。何か呼吸荒くありません?
1kmあたり4分30秒を意識して、実際はそれより少し速いくらいのペースで前半を刻んで行く。たまに出る4'15/kmなんてサブスリーペースだよ。もはやシューズの性能を超えているのか、靴ズレがひどいけど。中間地点が1時間33分…これがハーフマラソンだとしても充分に速い、何ちう通過タイムだ。
ところが小諸のおっさんが脱落。え? 直後の25km地点で私も脚に硬さを覚えてペースが緩む。代わりに、ここまで沿道の応援に気を良くしてこのまま死ねるんじゃないかってくらいにこやかだった顔は引きつってくる。PowerBarGELを服用して粘ってみるが、30km地点がまさに壁になり脚が上がらなくなった。やはりオーバーペースだったか。やっちまったものは仕方ない、ここからは完走のための最善を尽くそう。ほら、北アルプスが松本から眺めるのとは別の表情を見せているし、風林火山で賑わう川中島古戦場の桜並木が満開だ。
へたっても1kmあたり5分のペースが絶対国防圏。しかしちょっとしたアップダウンで脚が吊りそうになり陥落してしまうことも。長野は硫黄島だ。誰か助けてよ〜。…オレ、精神力が弱くなってないか? そんな時でも沿道の人々はひっきりなしにNHKや信毎の旗を振っている。応援もサイコーの大会じゃないか。完走するぞと勇ましく、山本勘助のコスプレの人にハイタッチをするのだった。
二つ目のPowerBarGELを服用しようとポケットをまさぐったら、あれ? 無い! 途中で落としてしまったようだ。オレの250円がぁ〜〜、じゃなくてマラソンはエネルギー切れが一番怖い。給水所のバナナを3切れも鷲掴みにしてむしゃむしゃする。これでゴールまで持ってくれ。
松代大橋の登りは普段の練習で登っている坂をイメージして乗り越え、残り3kmから気持ちペースアップ。腕が痺れてくるが、ここまで追い込むのは当たり前だ。沿道の人々が「あと少しだ〜!」「あと1キロだ〜!(そりゃ嘘だろ)」とか頑張って声を張り上げてるのに、自分が頑張らなくてどうする。本当のあと1kmになれば、さらに限界への旅になる。もう、そこの角までで勘弁してくれよ。
オリンピックスタジアムに入場すると、人工芝が柔らかく感じて、若干使う筋肉が変わるのか思いっきりラストスパートが出来る。数人をまとめて差し返してゴール! 直後に気が遠くなってふらふらする。だからラストスパートなんか止めておけと。
グロスタイム3時間14分28秒(参考ネットタイムは3:12'55ほど)。力に見合わない目標に挑戦してペース配分をミスしたが、それでも良く粘って、決して練習量を裏切らない結果が出せたと思う。もちろん昨秋大町の自己ベスト(3:21'13)を大幅に更新。大町に比べて坂がぜんぜん無いので当たり前なのだが、次へ繋がるステップアップにはなった。
Nanami しばらくブースやスタンド等をふらふらして会場の雰囲気を楽しんだ後、シャトルバスで篠ノ井駅に送られ、鈍行列車で松本へ帰る。テレビを点けるとNHK教育の全国放送で長野マラソンの録画中継をやっている。お、スタートシーンでばっちり映ったぜ。

今日はすげー楽しかった。課題も残ったが、今後ジョギングは腰痛対策程度にしておいて、ツールド美ヶ原を目標に絞ったトレーニングに移行したい。ま、とにかくまずは休もう。

4/14 ハラショー原信

かつてない心身の充実に興奮して、暗いうちに目が覚めてしまった。一日早いよ。ともかく高速バスに乗って長野市へ向かう。雨の予報が一転、風は残るが天気の良い善光寺平だ。丹波島橋南の停留所で降り、ゆっくり30分ほど歩くと長野マラソンの選手受付会場がある。ここで「2263」のゼッケンその他諸々を受け取る。明日は列車で来る予定だがスタート整列ギリギリになるので、気が変わってクルマで来た時のために駐車証も貰っといた。まぁ多分間に合うだろう。参加賞にPowerBarが入っているが、これは硬いのでマラソン中にムシャムシャできる自信がない。ブース出店でPowerBarGELを二つ買っておく。
会場の隣りにスーパーの原信が出来たので、そこのベーカリーで昼食。なかなか。マラソンの配布物に目を通しながら長居していたら、館内に流れるCGCグループの歌が耳に残った。
そこからマラソンコースを逆に辿るように長野市中心街へ歩く。明日はここをどんなスピードで駆け抜けるのだろう。そろそろ帰りのバスに乗ろう、と思ったら目の前にTOiGOがある。一時信越放送が大々的にテレビで紹介していたものだ。何だろうと思って、バスを一本遅らせることにして寄ってみる。…。
Patio 今日は疲れたくないので徒歩を最低限にしたかったが、もう善光寺の門が見えているのでお参りしないと罰当たりな気がした。門前には「ぱてぃお大門」がある。これ、TOiGOよりずっと良い。たいして広くもない蔵造りの店舗街なのだが、狭い小径がちょっと迷路のようで、どこで立ち止まっても絵になる光景だ。
善光寺は相当の賑わい。長野って、スゴイ。マラソンランナーもいっぱい観光に来ている。おまえらみんな疲れちまえ。旅先の寺社ではたいてい旅の安全を願う私だが、今日だけは必勝祈願をしていこう。県庁前まで戻り歩いてそこから高速バスに乗り、松本に帰る。
松本駅近くの自転車屋でシフトワイヤーを調達し、切れてしまったワイヤーと交換する。簡単に直った。

カーボローディングと言うより単に暴食しているこの頃だが、体調は上々。左膝に痛みの不安があるが、きっと何とかなるだろう。シンスプリントはもはや飼い慣れた。今の力でどれくらいのタイムを目標にペースを組み立てるか。それはスタートしてから考えよう。

4/13 ワイヤー切ったのだれやー?

最期のジョギングは田溝池コース。やっぱこの坂を登らなきゃ。岡田旧道で帰るルートの10.5kmを52分半。特に急ごうと意識しなくても平均5'00/kmのスピードが出せるようになったあたり、練習量は昨秋と同等かそれ以下でも積み重ねによる成長があるのかも知れない。
その後チャリで出勤するのだが、序盤でフロントのシフトワイヤーをブッチ切ってしまった。縁起でもねぇが、自分でやってしまったものは仕方がない。フロントがインナー固定になってしまい、「シャカシャカ漕ぎなら任せとけ!」と強がってみたもののすぐに疲れる。漕がなくても前に進むほどの強烈な追い風があったのが幸いで、大きなタイムロスにはならなかったが。
Yozakuramj(写真は昨日撮影のもの)

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