5/22-24 藪漕ぎしたらスライム沈殿池だった件

3mine金曜、有休をとってチャリで松本から北へ。明科から国道403号ルートを進む。昼食は筑北村「月路」の灰焼きおやき2個。旨さがパワーアップしてる気がするし、生坂勢に遜色なし。これが食える土地に住んでるって幸せなことだ。

麻績村の聖高原に登り着く。いつもは猿ヶ馬場峠を素通りするだけの場所だが、今回時間があるので軽く聖湖を一周してみることに。すると航空機の展示場があって、それに惹かれるように東へ進むと夏山リフトが営業中。観光客激減の折り申し訳ないが、標高差130m程度なら歩いて登る。三峯山展望台からは、横一線の北アルプスや、善光寺平の大絶景。明日登る山を見定め、スキー場を下りる。

Mutsuもう一つ、聖博物館はちゃんと入場して室内展示を見ていく。善光寺街道の資料や五百羅漢、航空機のエンジンも迫力もの。無料の室外展示は戦闘機やSL、戦艦陸奥の主砲!「平和を欲するのなら、戦争を理解せよ」という重い格言も。それにしても何でこんな山奥に、ユニークすぎる博物館。

あとは403号を急行して屋代松代、そして須坂市に到着しサンシャインエイトにチェックイン。古めいたホテルだし、もっと安くて朝食付きのビジホが長野市内ならよりどりみどりなのだが、明日早朝に発ちたいのでここに素泊まりする。ボリュームありまくりな「かねき」のオムライスを夕食とし、ジャスコで買い出しして就寝。

/

Gunmaとは言えあまり早起きできず、土曜6時半の出撃となる。里は良い天気。チャリで須坂から高山村へ、さらに牧集落からは激坂登りとなる。周辺の山岳路は去年の台風でずたぼろだが、この県道112号は奇跡的に健在で、昨日の15時に冬季閉鎖が解除されている。標高差1600m余、かなり体力を使い果たして毛無峠に到着。例の群馬県巨大標識で記念撮影。

栄養補給を済ませ、合羽・長ジャージ・トレランシューズ・ゲイター・藪漕ぎ用の軍手・熊鈴・水食糧・地形図・コンパス・GPSログと万全の準備をして10時過ぎに作戦行動開始。不要不急の県境跨ぎを控えよとの政府通達を無視して群馬県に侵入する。まぁ誰も居ないから完全に無問題だろう。と思ったら第1群馬人発見(いや多分長野県民だけど)。息子が小串鉱山に向かったと言う。確かにつづら折りのジロー坂を歩いているのが見える。しまった先を越されたか。こちらは遊歩道を急行し、御地蔵堂には先着する。

Senko御地蔵堂の東側は土石流の跡。これも去年の台風かしら。さて今回最初の宿題は毛無隧道。車道が大きく切れ落ちている所を巻いて来た、さっきの若者とすれ違う。ジロー坂の方は問題なく通れるそうで、有り難い情報だ。うろうろ迷うってようやく藪の向こうに毛無隧道を発見。かつて様々な人間ドラマがあったであろう、長野県側に通じるトンネルだが、今は完全に塞がれている。

小串鉱山の探訪はこれで何度目だろうか。だが東側のエリアはまだなので、次の宿題は選鉱所。ズリ山を下りたり沢を渡ったり、ザ・ブルーハーツの「旅人」さながらに冒険している。斜面に沿った遺構は迫力があり、巨大遺跡の趣。頑張ってよじ登る。またさっきの若者とすれ違う。半袖短パンでよくやるわ。

Slime最後の宿題は東エリア最深部のスライム沈殿池、略してスラ沈。遠くから見たことさえない魅惑の理想郷。DVD「記憶〜雲上のまち小串鉱山〜」でも紹介されており、是非この目で確かめたかったのだ。平坦な道跡を進むとほどなく眼下に現れる。さらに笹薮を漕ぎ、池のほとりに立つ! ちょっとググった限りでは湖畔まで下りた例は見つからず、秘境中の秘境。スライムとは細かい砂の意味だったか、鉱山の廃棄物なのでろくなもんじゃないんだろうけど、しばしその美しさに見とれる。

Kaisenスラ沈を一周して宿題は完了、選鉱場に戻る。もう主要な遺構は行き尽くしたと思うが、変化が気になる所もある。ズリ山を砂走りのように駆け下りて小中学校へ。小串鉱山跡の象徴だった回旋塔は、ネットで伝え聞いた通り崩落している。風雨か、雪の力も相当なものだろう。諸行無常。

もうひとつ、山神社を探すが激しく迷う。ここまで脳内地図だけで行動してるから、今更かばんから地図を取り出すのが面倒なのだ。ぽつぽつ雨が降ってきて気持ち焦るが、どうにか鳥居を発見。ひどい藪を進むと、祠はひっくり返ったまま。5年前もそうだったし、より激しく損傷している。もっとも御神体は御地蔵堂の所に移転しているから大丈夫だ。

Jiro今から西エリアの最深部、職員クラブは無理。5年前に行ったからいいや。右に左に彷徨いながら藪を登り、車道に戻った所で三人組に会う。「この下に何があるんですか?」と驚いた様子。それにしても実質解禁日の今日を待ちわびてた人が私を含め5人いたことになる。あとはゆっくりジロー坂を登り、14時過ぎに毛無峠に帰着すれば、疲労困憊で冒険はここまで。ああ楽しかった。小串鉱山探訪はこれで一段落だが、また来る日もあるだろう。

先程の雨で路面がウエットなので、チャリでの下りは慎重に。長野駅まで走って輪行、駅ビルの明治亭でソースかつ丼を夕食とする。たんぱく質が心身に沁みる。スーパーやホームセンターはどちゃくそ激混みなのに、飲食店はガラガラで可哀想。やはり自粛(ニッコリ)=悪魔なんだな。

/

日曜は身体じゅうが筋肉痛。夕方遅くにやっとジョギングに出て、アルプス公園近くの展望所へ。水星を見たかったが、西の空は雲が多くて断念。まだチャンスはあるかしら。

→Facebookアルバム: 毛無峠・小串鉱山2020

5/10 マスカレードサイクリング

同調圧力に負けるなんて最悪の屈辱、何とか県内だけでも…。とGWサイクリング旅行を画策したものの、キャンピングは治安の良いことが絶対条件。他県ナンバー狩りが横行するサツバツとしてマッポーめいた世情、「私は旅人です」なんて格好で自転車を漕いでりゃ、何が飛んでくるか分からないしネット私刑に遭う。軽装ホテル泊にしても、例えば飯田では市外からの宿泊受入れを自粛せよとの通達が出ている。これは楽しくない。

Omachi旅で訪れただけの縁もゆかりもない松本にそのまま住み着いているのだから、ここに居ながらにして旅をしているようなもの。と自分を言い聞かせ、結局はステイホームタウンすることにした。ゲームの消化、部屋の片付け、ギターの練習、ゲームの消化、ゲームの消化…、やることは沢山ある。軽いサイクリングに出ることはあっても、原則としてマスクをしながら遠くて大町まで。つまり松本盆地から出ていない。ジョギングに至っては半径10km圏内で、だいたい夜間に行う。身近にもちょっとした発見がいろいろあるけど、やっぱり消化不良で連休は終わった。7日(木)から通常出勤。働く場所があるだけラッキーだろう。

相変わらず更新が滞っているむらよしギムナシオンのページに、去年5月のGW房総ツーリング、そしてグランフォンドKOMOROの記録をアップ。グランフォンドKOMOROは今年中止となった代わりにズイフトイベントをやってるけど、そんな恵まれた環境がなけりゃアウトオブモスキートネット。もちろん努力してやれるだけのことはやってるのだから陰ながら応援する。今後、自粛という言葉が忌み嫌われる世の中になることを願いつつ、もうちょっとだけ我慢が続くんじゃ。

4/10-12 高遠城 高くて遠い 花見走

Fukuyo金曜は有休をとってチャリで南へ、善知鳥峠を越えて伊那谷に入る。バイパスの箕輪ジャスコを過ぎて天竜川を東側に渡り、さらに東の坂を少し登ると福与城跡というのがあって、寄ってみる。河岸段丘を利用した平山城で空堀などの遺構が良く残り、しかも広い。黄色い水仙とピンクの桜が見事な花の競演で、もうお腹いっぱい。他に訪問者はパンクっぽい兄ちゃん1人だけだった。

View伊那市高遠の友人宅が目的地だが、連絡違いがあって面会できず。勝手な輸送任務だけ果たしたからまあいいや。天下一の桜、高遠城址公園の遠望ポイントを巡ることにする。定番の鉾持神社近くからは仙丈ヶ岳も良く映える。さらにローズガーデンにチャリを駐め、歩いて登って行くと展望ポイントがある。眼下にはピンクに染まった城址公園、奥には中央アルプスの絶景。実は去年のロゲイニングのチェックポイントで、参加してなければ知ることもなかった、穴場中の穴場。

一応城の入り口も寄るが、時節柄閉鎖されている。土産屋はやっているので高遠まんじゅうを買って、伊那北駅から電車で帰る。

/

土曜は毎月のピラータギターサークル。ジョギングで通うのに良い季節となった。

/

Asahi日曜は引き篭もるつもりだったが、先日の朝日村ジョグで心残りがあった場所にチャリで向かう。桜坂公園、だがここはまだ一部の木が開花したばかりで、見頃はまだまだ先のよう。当然他に誰もいない。薬師堂や山崎公園、沓沢湖跡などをぶらぶらして、スーパーで買い物しつつ帰る。世の中めちゃくちゃだけど、どうせ単独走、自分のやってることはあまり変わらない。

むらよしギムナシオンに、去年の高遠フォトロゲの参戦記をアップ。協力して優勝に導いてくれたチームメイトらに改めて感謝している。落ち着いたら、また結集したい。

3/28-30 善光寺への道は悪行への道か

Asahi先週は朝日村へ行きたかったが、激しい土埃が観測されたため諦めて美鈴湖方面のトレイルを走っていた。この土曜、改めて朝日村方面へジョギングに出る。信州スカイパークを過ぎてからは地形図を片手に、道選びを楽しみながら進む。かつて東日本を救ったあの巨大変電所を経て、朝日村役場のファミマで小休止。先週ここで行われる筈だったロゲイニングは中止になったが、やっぱりこの村を走りたいのだ。来年やると言うが、自分が参加できるかは判らん。

Kannonもっと奥地へ登りかけた所で雨がぽつぽつやって来た。経験上、谷に入るほど降りが強くなることが多い。装備不十分のためカットし、アイススケート場を経て塩尻へ向かう。少し南の山側に入り、埋立工事中の沓沢湖跡を経て観音路隧道へ。中信地方有数の心霊スポットとして知られる狭いトンネルの中を走ると、足音が幾重にも反響して人の声に聴こえる。コワイ!

無事に塩尻市街地へ抜け、もう夕方前で焼き立ておやきは売り切れてるだろうけど、ラブライバーとしてスルーは出来ない旬菜花へ。ルビィ祭壇は相変わらず。冷凍モノを買いつつ、35km走り終えた塩尻駅から電車で帰る。これで3月も先月に続きジョギング300kmを達成。月初はモチベーションを大きく落としていたけど、良く立ち直ったと思う。ここで腐ったら大事なものを失う気がするんだ。

/

日曜は結構な積雪のため、夕方に近所を軽くジョギングする程度。

/

Iku月曜は有休。久々に自転車で長めの距離を走るべく、国道19号をずっと北へ進む。青看の、目的地までの距離表示がぐんぐん少なくなっていく感覚も久々だ。曇り空だが雪景色が眩しい。さすがに無補給は厳しく、一旦補給食を摂りつつ長野市街地へ。約80km走り、ファミレスのココス尾張部店が目的地。ガルパンおじさんとしてスルーは出来ない、キャラクターポップ(西住まほ)設置店である。デザートにキャンペーンメニューの戦車ケーキも食べて気力回復。善光寺をお参りして長野駅まで。今の脚力だと松本までの復路自走はキツいので、おとなしく輪行で帰る。整備がずぼらなので、たまに輪行することによって各パーツの状態を把握するのだ。

Zenさて東京都などでは不要不急な外出を控える要請が出ていて、長野県においても県外への往来を控える要請が出ている。ツイッターでは「五月蝿くないことを大前提に」楽しく役に立つ情報をくれる方をフォローしているが、そんな安心と信頼の我がタイムラインでさえ、外出行為を非難する声が聞かれるようになった。これは重い。そんなにいらいらぴりぴりしてたら免疫力が下がるよ、なんて言えば神経の逆撫でにしかならない。

一応「COVID-19を乗り越えるサイクリストとしての行動」の指針に沿った行動を心掛けるが、皆が皆節度を持った行動を取れる訳じゃないので連帯して自粛すべきだ、ということも解る。正直SNSでのワークアウト報告はやりづらくなった。だがストレスを上手に解消し、激し過ぎない程度の運動で抵抗力を維持することは理にかなっている。正解が見えない悩みの日々、走っている時くらいは思いっきり楽しもう。

12/7-8 ジョグ&ウォーク&トレイン&サイクリング&ドライブ

Pirag今年の予定も概ね終わり、走らない12月に突入。この土曜も岡谷までジョギングするつもりが、峠越えがしんどそうで塩尻までで打ち切る。でもいつもとちょっと違う道を走って違う景色を見たり、南熊井城跡を発見したりと、旅としては楽しみつつ。電車で松本に戻り、市内でもぶらぶら歩いてお買物。

夜はチャリで人肉坂を登り400mアップ、サイクルカフェピラータへ。クラシックギターコンサートを聴く。聴くだけだから気楽なもんだ。先日も同じデュオが近所の珈琲店でやっていたので聴き比べる形になったが、無粋なクルマの騒音が無いなどこちらの方が環境が良い。ほぼ満員の客席にはフルートや琴の奏者もいて、もしかして松本の音楽界ってこの店でゆるーく繋がっているのでは?なんてね。

/

Muro日曜もあまり走らず。三郷のちっちゃいジャスコ(ビッグ)にクルマで買物に行き、ついでに室山までジョギングで回る。これも室山地下の宇宙線観測所や、農地に立つ謎の3つの光を間近で見て謎のままなど、いろいろな発見をしつつ。

去年11月のツーリングから一年間をオーバーしてしまったが、上高地キャンプ記をアップ(手元のFirefoxではなぜか文字化けするが、一時的なバグと思われる)。今年は寒い時期にキャンプをする気なんてサラサラ無いわ。でもどこか星空の綺麗な所に行きたい。

来年4月は、長年参加し続けた長野マラソンから一旦離れ、かすみがうらマラソンにエントリーした。実家泊が可能なのが理由。サブスリーを目指すようなシリアスランナーは卒業したのか、またやるのか。年が明けたら考えよう。

8/24-25 リズムに乗り鞍

Dinner土曜の午後、松本市街地の自宅をランドナーで出撃。波田町のスーパーで遅い昼食を取りつつ、トンネル街道を西へ西へ。渋滞はなく、また自分が渋滞の原因になることもなく、二年ぶりに乗鞍高原にやって来た。受付と買物を済ませ、坂の下の方の民宿に到着。同宿のメンバー達がもう酒盛りをしていて、勧められるがままに缶ビールを飲む。その後に鮎や馬刺し等の美味しい夕食。しかし数カ月ぶりにアルコールを飲んだのが効き、食後は温泉に入るのが精一杯。本番の宴会に参加すること叶わず、部屋に戻ってバタンキュー。

/

Start結果的にかなりの長時間睡眠になった日曜の朝。良い天気になりそうだ。朝食後、支度を済ませて会場へ登っていく。これが良いウォーミングアップになる。さすが乗鞍というごった返しっぷりのなか、荷物預けを済ませて待機。涼しいがひなたなら暖かい、絶好のコンディションだ。痛ウェアの人は少なくなったと感じるが、ゾンビランドサガなど比較的新しいものも。あと艦これ加賀のコスプレさんがすっごい目立つ。自分は機材がクロモリ重戦車なので黒森峰女学園、まぁいつもの。

チャンピオンクラスのスタートから一時間余、自分らも号砲を受ける。チャンピオンエントリー基準の1:20'以内は頭の片隅に置くが、惨敗だったツールド美ヶ原以来全く練習してないし、お盆休みツーリングはエブリデイがチートデイだったので、体脂肪率18.9%と良い感じに太っている。ゆえに目標タイムは設けないことにした。それなら序盤思い切って脚力を温存してみては。スタートラインまで25秒、その後も無理に前を追わないようにして緩い坂を登っていく。

第1チェックポイント22'19"(グロス)、やはりちょっと遅い。次スタート組の先頭集団にも抜かれ始めるが、自分もそろそろエンジンが掛かってきて人車一体、リズムに乗ってくる。こうなるともう楽しくてしょうがない。松本山雅ユニフォームの方(K原さん)を抜いてから、脳内はアルプス一万尺が流れ続ける。勝利を信じてガンガン行こうぜ、おいらの勢いは止められない。つづら折り地帯はインベタ戦法、ただしギアをこまめにインナーローと行き来させて、力を使い過ぎないように注意する。

Ken第2チェックポイント56'41"、おっ!? 1:20'をぎりぎり切れそうな位まで盛り返してきた。自分にもまだこんな力が残っていたんだ、嬉しいなー。と浮かれたのも束の間、フロントディレーラーの操作でチェーンが内側に脱落する。「しまった!」左端にチャリを停めて降り、復旧を試みる。チェーンが深い所に嵌って5分ロスした車坂峠ヒルクライムの悪夢が頭をよぎるが、幸い20秒ほどのロスでコースの流れに復帰出来た。ただしリズムを取り戻すのにもうちょっと時間が掛かる。

おいおい冗談じゃない。脱チェンのせいで1:20'を切れませんでしたなんて言い訳できねえぞ。一気に戦闘モードになり、ハイマツ帯の景色を楽しむ余裕は無くなった。坂はあくまでキツく、1kmあたり4'30"を切るのも難しい、つまりフルマラソンより遅い。同クラス内での順位は上げ続けているのでペース配分は間違っていないはず。また昔のレーシングゲームのように他クラスの選手をゴボウ抜きする感覚を味わえるのは、年齢別スタート制の利点だと感じる。右車線は集団下山が始まっているので、薄い空気と意識のなかで気を付けなければならないが。

Tatami残り2km、1km、とうとう脚も呼吸も売り切れたか、見えているゴールが遠い。もう流れに身を任せていいよねと弱気にもなるが、道の右側が開く。後ろから抜いてくる人もいないし、私が行かずに誰が行く。もがいてもがいて、最後は突風に押し戻されそうになりつつ標高2,716mの県境ゴールを跨ぐ。手元の時計で1:20'を数秒過ぎたか・・・。でも公式記録はネットタイム制なので、大丈夫なはず。少し微妙な心境ながら、やれることはやったと自分に言い聞かせるウイニングラン。

早々にゴールしているH多さんH行さんへの報告もそこそこに、やっぱり登っておきたい富士見岳。駐車場から片道10分ちょっと歩いて標高2,818mの山頂へ。周囲の山は雲を被りがちながら、道路上からよりワンレベル上の畳平を堪能できる。これぞ非日常の絶景。風が強くて長居はできず、すぐに駐車場に戻るが。他の仲間達も集まっている。

Fujimiここでもゆっくりできず、スタッフジャンパーを身にまとって下山誘導協力員のお仕事へ。と言っても役割分担はなく、なし崩し的に集団下山に混ざる感じ。一応、困っている人がいたら顔を、じゃなくてエネルギーゼリーを分けてあげようとか考えているのだけど。今年も下りで転んで救急車沙汰があったみたい。この大会はゴールエリアでのエイドが一切無い。昔はそれが当たり前で、水と食料を自分で用意するものだった。今時の自転車イベントはサービス合戦なので、その感覚で参加すると非常に危険な状態での下山を余儀なくする。下りだって相当な体力を消耗するのだから、競技後無補給はノーヘルよりずっと危険だ。下山後に配布しているアミノバイタルGOLDゼリードリンクをゴールエリアで配布すれば、宣伝効果3倍増しじゃね?

Result路上にペンタックスのごついデジカメが落ちていて、危険除去も兼ねて拾っておく。落とし主はもう下山した頃だから、そこら辺の係員よりは大会本部に届けた方が良いだろう。やっとスタッフらしい仕事ができたかな。自分も無事に会場に戻り、水PETやらリンゴやらバームクーヘンやら受け取って、緊張の完走証発行。1時間19分38秒305、ホッと一安心。脱チェンで闘争心に火が付いたのが、かえって良かったかも知れない。自己ベストには遠く及ばないけれど。

宿に下りて温泉、そしてチャリはキャリアを付け直すなど通勤仕様に戻す。昼食にカレー3杯。同宿チームメンバーで記念撮影をしてからお別れ。日焼け止めを塗って、乗鞍を離脱する。たまにアレなクルマに出くわすトンネル街道だけど、波田高速(農道)まで降りればもう何も怖くない。沿道は田んぼやリンゴ畑。信州に実りの秋がやって来る。

8/16-17 日向向日

Kiri最後のゲリラキャンプ地からも無事逃走して、宮崎へ向かう。普通に都城経由でと考えていたが、地図をよく読むと霧島バードライン経由の方が山岳気分が味わえて面白そう。錦江湾と別れて北へ向かい、神社のような霧島神宮駅を経て標高450mの霧島神宮に登り着く。立体的に構える朱塗りの社殿がカッコいい。

妙に暗くなったと思ったら土砂降りに。雨装備に換装しているうちに小降りとなり、国道223号のアップダウンを東へ進む。鹿児島県から宮崎県に入り、日が差してきて水蒸気が上がる森の道。こんな美しい光景の中をツーリングしているんだ。

Miike火口湖の御池(みいけ)湖畔に下り一休み。店は潰れてるし観光客の姿も無いが、晴天に高千穂峰など霧島連山の素晴らしい風景。これで山も走ってきたよと胸を張って言える。天の逆鉾までは・・・見えないか。使われていないボート群や捨て猫たち、さようなら。

下り基調で高原(たかばる)を経由し、台風を追うような風も味方して早々に国道268号に合流。交通量が多いトラック街道で、強引に抜いていく車、よく事故らないものだ。国道10号に合流するとますます増える。蜂兵衛館のはちみつソフトクリームで一休み。いよいよ大都会宮崎の市街地に突入し、本日の走行97kmのうちほとんどを午前中に終えた。

Apolo昨夜は炊事をしなかったので、米が余っている。公園で釜飯の素を混ぜて炊き、半分を昼食に、もう半分をコッヘル弁当にする。百百の湯(もものゆ)という福祉施設がやっている温泉に入ってサッパリし、宮崎科学技術館へ。以前鉄道旅行で通りかかった際に車窓から見えて気になっていたんだ。展示はよくある科学館だがアポロ月着陸船の実物大模型は凄い。1時間ほど潰し、プラネタリウム15時30分の回が始まる。

完成当時はギネス記録だったという直径27mドームは今でも最大級といえる広さで、投影機スーパーヘリオス君の描写力も負けていない。生解説も聞きやすく、客のノリも良い。ただ後半の配信番組「宇宙への第一歩」はクソつまんなくて途中から寝てしまった。

港には宮崎カーフェリー「こうべエキスプレス」が付けている。わぁ、大きなお船。お盆期間は台風接近に伴う航路変更、そして昨日までの3日間は運休と散々だったようだが、今日から通常通りの運航を再開する。ラッキー。輪行して乗り込む。雑魚寝は苦手なので二ヶ月前に寝台を予約しておいた。

Chimneyもう何も怖くない。大船に乗った気分で、船内散歩をしたりバイキングレストランで爆食したり。やがて出航、夕景の街から離れていく。さよなら九州。予定していた椎葉村や西米良村などは走れず残念だが、そのぶん佐賀県が濃厚になったのと、日当山温泉〜霧島神宮〜御池ルートも一つの旅と言えるボリュームがあった。夜になりデッキに出ると、船明かり等で観測条件は今ひとつだが流れ星がひとつふたつ。

/

もう紀伊水道に入ったか、雲があって日の出は遅れそうだ。コッヘル弁当を食って6時過ぎ、太陽が顔を出す。風景は去年乗った志布志→大阪航路とだいたい同じだが、この船は兵庫県の神戸三宮港に到着する。定刻より数分早く下船できて嬉しい。船内ガチャガチャで10円引となるシャトルバスに乗りJR三ノ宮駅へ。ここから青春18きっぷでの帰路となる。

Muko時間があるので大阪府の高槻駅で途中下車。旅疲れと船揺れで全然食欲が湧かないが、ここまで来たからには「やよい軒」でもやし定…は無いので目玉焼き定食を頂く。また列車に乗り、今度は京都府の向日町(むこうまち)駅で途中下車。向日神社までふらふら歩き、去年同様に向日市天文館プラネタリウムでplanetarianを鑑賞。今回はショートバージョンにつき、前半は星空解説が付く。けどオートなので味気ない。planetarianは人生化しているので、また来るよ。

あとはひたすら新快速や普通列車で松本へ向かう。宮沢賢治詩集、2/3くらいは読み進んだだろうか。暗くなるころ帰宅。旅行中のスマホ使用は原則として台風情報の取得に限っていたため、ニュースやSNS等は一週間振りに見るが、やっぱり俺が生きていようが死んでいようが世の中は変わらんな。ゆったりとした自分の時間の流れは終わり、洗濯やらゲームやら、いつもの慌ただしい日常に飲まれていく。

こうして夏は燃え尽きた。

8/15 ゾンビランド西郷

ゲリラキャンプを撤収し、雨が降り出すなか佐賀駅に駆け込んで輪行袋にチャリを収める。さて台風10号が豊後水道を北上中で、宮崎方面のJRは計画運休が決まっている。明日はフェリーの予約を取ってあるので夕方までに宮崎港に着かなければならない。このアプローチをどやんすどやんす? ミスタードーナツでカフェオレを飲みながら作戦を練る。こんなことも旅の楽しみのうち。肥薩線に乗って人吉か、欲を言えば吉松まで行きたいが、いつ運行を再開するか判らない。

Chuoとりあえず土産の小城羊羹を買って、青春18きっぷで鳥栖を経由し鹿児島本線で八代へ向かう。逐一気象情報や運行情報をチェックするが、肥薩線方面は土砂降りの予報が続き望みが薄い。うーん・・・八代のひとつ手前、新八代で慌てて下車し、思い切って九州新幹線に乗り換えた。がらがらだ。ちょっとお金が掛かるけど、一度乗ってみたかったし。それに錦江湾沿岸は予報が好転しつつある。鹿児島からの宮崎アプローチという決断を下した。

Kago鹿児島中央駅で下車し、昼食は駅ビルのリンガーハット。鹿児島に来てそれはないだろうと思いつつ、昨日までの道沿いにいっぱいあったのでもう気になって気になって。旨くも不味くもないわ。日豊本線が復旧すれば隼人まで乗って、チャリでえびのまで走って駅寝だなと思ったがまだ運休中。仕方なく輪行を解き、ここから走り出す。去年も走ったこの街、まさかまた来るとはね。

雨はまだ降ったり止んだりで、桜島山は見えない。国道10号は自転車で走るには苦しいトラック街道で、雨宿りを兼ねて重富駅で休憩。あ、列車が運行再開してやがる。霧島市に入り隼人駅でも休憩し、大隅国一ノ宮・鹿児島神宮をお参りする。天井の植物画が素敵。帰宅までの交通安全をよろしくお願いします。本日走行46km。

Sego日当山温泉(ひなたやまおんせん)は大きなホテルもない小規模な温泉街、のように見えて家族湯がやたらと多い。そういう文化なのだろう。「西郷どんの湯」(せごどんのゆ)という温泉銭湯に入浴し、日当山駅で駅寝とする。待合室こそ無いがホームの屋根と壁がしっかりしていて、バッチリ風雨をしのげる。しかも肥薩線の吉松以南は終日運休が決まっているので、終電を待たずに寝られるのだ、ラッキー。さすがに火気はよろしくないので食事は近くのスーパーで買い食い。

Hotaru駅寝とは言えやっぱり狭い所じゃないと落ち着かないのでテントを張る。もちろん明日は始発前にずらかって、都城経由の宮崎かな。ここ数日運休しているフェリーは大丈夫なんだろうな?

8/14 プラネタリウムの中心でブヒィと叫べなかったけもの

Ssl未明、ペルセウス座からひとつふたつと流星が落ちる。左手の暗闇に浮かぶ軍艦島からは3秒ごとに閃光が届く。明るくなってきたが路面電車がまだ動き出す前、長崎駅に到着。急ぎ輪行し、7時くらいの列車に間に合わせる。予定では熊本の肥後大津で輪行を解き、阿蘇外輪山を越えて宮崎へ向かうつもりだった。だが大型で足の遅い台風10号がいよいよ豊後水道を伺う針路で、九州の東半分は大雨の予報が出ている。どやんすどやんす? 西半分はまだそこまで荒れないようなので、もう一日こっちを走ろう。

佐賀県の巡礼は昨日の朝までに終えたはずだが、一つだけ心残りがあった。武雄市のプラネタリウムに行きたい。という訳で大村線を早岐駅まで乗り、そこから走り出す。国道35号は交通量が多すぎるので県道1号で東へ向かう。途中の波佐見という町も焼き物の里なのね。こうしてまた佐賀県に突入する。

Uchuまるで日曜の朝のようなワクワク気分で、やってきました佐賀県立宇宙科学館。チケット販売にかなり並んでいるが、プラネタリウム12時30分の回まであと1時間以上あるし大丈夫だろ。と油断したのも束の間、自分の数組前で売り切れてしまった。呆然として外へ出る。12時30分の回「月、その先の宇宙へ」はココでしか観られないオリジナル番組だったのに。今をときめく声優、小原好美さんのナレーションだったのに。天に遍くぅミルキーウェイ!とか言ってくれる訳じゃないと思うけど。

Tkbついてない。がっかりするあまり、ここまでの疲れがどっと体じゅうを包む。いやプラネタリウムに人気があるのは良いことだけど・・・。とりあえず暑いから武雄市図書館に行こうか。ツタヤCCCによる運用が悪い意味で有名だが、確かに映える施設で、観光地としては成功しているんじゃないだろうか。武雄温泉の元湯は入ったことがあるので、今回は蓬莱湯に入浴。日焼けした肌にかなり熱い。昼食は武雄バーガー。旨い、絶対に旨い。少し元気を取り戻したかな。

雨が降りだしたので合羽を来て東へスタート。と思ったらパンクした。ついてない。タイヤに焼き物の欠片が刺さっている。さすが焼き物の里。チューブ交換をしてリスタート。この旅で初めて(唯一)自転車旅行者とすれ違う。向こうは合羽も着ないで頑張っている。佐賀市に入り、バルーンさが駅や神野公園などゾンビランドサガの聖地を縫うような経路で中心市街地に到着。本日走行110km、雨は一旦止む。

Zns唐津駅で拾ったビラのひとつに「ゾンビナイトサガ」という美しいフライヤーがあった。何だろう、これ。佐賀県庁の展望ホールでで何かやってるらしい。という訳で暗くなってから県庁へ。入口に何の案内表示もないから本当にここでやるのか警備員に聞いてしまうほどだったが、エレベーターで11階に上がると・・・。何か、何か凄い!(語彙力)。佐賀市の控えめな夜景をバックに、プロジェクションマッピングが映し出される。窓をさすって応援するとキャラが変身するコーナーでは、ちびっ子の人気がリリィに集中している。わかってるな。またいくつかの劇中歌に合わせてPVを映し出すコーナーでは、今日まで駆けずり回った各聖地の風景も出てきて、泣きそうになる。サガって、すごい。本当に来て良かった。もう一回観たいなぁ。

台風接近の折、客は少なかった。近くに風雨をしのげる公園を見つけ、ゲリラキャンプ。

8/13 野母まで走れば大丈夫

Kushimaキャンプ地から無事撤収し、嬉野温泉の街外れにある轟の滝公園を散策。朝日が昇る〜♪

さよなら、佐賀。国道34号のラブホ峠を越えて長崎県に入り、新幹線の建設現場を見つつ大村湾沿いを南下する。せっかくだから大村公園を散策しよう。玖島城跡の石垣や櫓が立派だ。諫早を経て東長崎ジャスコで早めの昼食とする。建物の中は涼しいなあ。

ここから長崎半島の東側、県道34号を野母崎(のもざき)に向かって南下。海の向こうに島原半島や天草諸島を望む風光明媚な道だが、海岸沿いに良くあるアップダウンの激しさにたじたじ。休んでいると茨城県から帰省中と言うロード乗りが抜いていく。追い風なのは救いだが、それにしても暑い(この日、長崎市で今夏最高37.3℃を記録したらしい)。早め早めに自販機でスポドリを補充しながら進む。あまり人工甘味料入りばかりにならないように。

Kaba謎のサイクリングロード終点、そして風力発電所の丘を越えて、脇岬の集落に到着。時間はあるし、長崎県最南端の樺島に渡ろう。旧小学校脇の狭い激坂を登り、もうひと頑張りで樺島灯台。ひたすら海のパノラマ。振り返ると地下ダムという地形が見おろせる。すごく気になるけど、あそこまで下りるには飲料水が足りない。

本日最後のヒルクライムは野母崎権現山200mアップ。「手の平の力であらゆる病気を治します」と言う人が近づいてきて丁重にお断りすると、以降誰もいなくなる。展望台からはあまりにも有名な軍艦島が間近。ケムリクサの聖地だ。エンジンを点ければ今にも微速前進しそうな艦容だが、今は廃墟でしかない。アスベスト云々で今は上陸ツアーも無いようだ。遥か西には五島列島がうっすら並ぶ。いつか、あの島々を冒険するんだ。

Hashima海岸に下りて、アレガ軍艦島という温泉施設に入る。アレガって何だろう、星の名前?…浴室から「あれが軍艦島だ!」と叫ぶこと請け合い、程度の意味だろう。山の上から見るより、水平レベルからの方が何故か感動するな。濃厚な炭酸温泉は、他では得られない触感がある。

夕景のなか、公園でキャンプ。夜になるとちょっと雲が出て星が見にくいが、デネブアルタイルベガ…夏の大三角くらいは判る。本日走行123km、細かいアップダウンを積算すると1600mUPくらい。暑さと装備にしてはいっぱい走った。問題は明日、いよいよ台風が近づいてきた。

つぶやき

最近の投稿動画

相互ブックマーク

勝手ブックマーク

更新ブログ

他の所有アカウント

Powered by Six Apart
Member since 05/2005