5/3-5 終末ランドナーどこへいく?

Kan8先日「終末トレインどこへいく?」の聖地巡礼として、自宅から埼玉県飯能市の吾野駅までサイクリングした。じゃあ五月の連休はそこからでいいよね。という軽い思い付きで西武鉄道を乗り継ぎ、吾野駅で輪行を解く。駅前の売店で山菜うどんを頂いたらスタート、どこへいく?

秩父へ向かうなら基本は正丸峠なのだが、崖崩れとの情報がある。それなら奥武蔵グリーンラインに行ってみよう。ややキツいアプローチで顔振(かあぶり)峠まで登れば、緩やかなアップダウンのスカイラインとなる。関八州見晴台に寄ると、眼下には西武ドームなどなど。標高850mの大野峠から丸山林道を西へ下りれば国道299号に合流。ひどい渋滞…、だからGWに観光地へクルマを出すなと。

Ongakuごった返す秩父市街をさっさと抜けて、音楽寺にお参り。手を合わせて「上手くなりたい上手くなりたい!」…ミューズパークの尾根道を縦走してみるも、ラブライブ要素は無い。小鹿野の町並みを抜けて、旧両神村の両神温泉で入浴する。ここら辺で頼みの綱であるハマーズキャンプ場は豪雨災害で休業中とのこと。それなら人目につかない場所でゲリラキャンプするのも仕方ないね。

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二日目、早朝のうちに秩父市吉田地区へ移動する。椋(むく)神社の「龍勢」という祭りが有名で、農民ロケットが次々と宇宙に向けて発射されるさまは一生に一度は見てみたい。超平和バスターズによる奉納もあったようだ。さあ僕も宇宙に向かって懐かしの龍勢ヒルクライム、石間(いさま)峠フィニッシュを目指すぞ。

Jomine・・・ちょっと記憶違いで、レースコースではなく大会の下山路を登っていたようだ。つまり余計に急坂だが、クルマが滅多に通らないので呼吸を深くできる。石間峠から少し歩けば、一等三角点を擁する城峯山1,038mに到達。がっちりした展望台が健在で、武甲山〜雲取山〜甲武信ヶ岳〜御荷鉾山といったパノラマが凄い。特に両神山の威容が間近で、あまりの絶景に30分ばかり長居した。それでもまだ午前9時だ。

北に林道を抜けるとそこは群馬県だから、心して行け。神流町に入ると鯉のぼり祭り目当てなのか、また大渋滞。だからGWに観光地へクルマを出すなとあれほど。道の駅万葉の里の食堂はピーク前で、ますの天ぷら重とそばのセットを頂く。ここも駐車場待ちの大渋滞が始まっている。上野村に入り、道の駅上野では名物の十石みそソフトクリーム…まぁこんなものか。トンネル群を避けて旧道を進んでいると、つい寄ってしまうのが慰霊の園。あの事故が無かったら、今の世の中は違うものになっていた、だろうね。

10kokuそうこうしているうちに旧黒澤家住宅を見学する時間がなくなったのは心残り。5月らしからぬ暑さのもとさらに西へ、いよいよ十石峠アタック開始。国道299号の標識こそあれど、離合困難な隘路が続くまさに酷道。通行できるだけ有り難い事なのに、ゴールはまだかまだかと苦しむ。終盤はやや楽になるけど、標高1,351mの峠に到達した時はガッツポーズしてしまった。立派な展望台からの眺望は今ひとつ。ハンガーノックになる前に長野県佐久穂の街へ下ろう。

Stardome臼田町(現佐久市)に入り、夜は「うすだスタードーム」という天文台へ。予約不要で60cm反射望遠鏡などで天体を観察できる。まずりょうけん座球状星団M3…なんというシャープな分解能! たまたま手前を人工衛星が通り掛かったので、静止画を見せられている訳ではなさそうだ。野外に出て天然プラネタリウムの下、坪根先生の解説を楽しみながら20cm鏡でかに座散開星団M67(プレセペとは別)。また60cm鏡に戻っておとめ座ソンブレロ銀河M104、おおおおお! 質問したい事も山ほどあるけど、GW中の大盛況とあってそれはまたの機会に。

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Misasa三日目、美笹湖から懐かしのヒルクライム佐久のコースを登る。標高1,600mから先は冬季閉鎖中だが、ここまでで良い。大会の頃はまだ無かった、JAXA美笹深宇宙探査用地上局の最新鋭54mパラボラアンテナがどーーーんとそびえている。昨日から遠くに見上げていた謎施設がこれだ。近くの丘からは美ヶ原〜北アルプス〜北信五岳〜浅間連山の大パノラマで、純白の巨大アンテナと合わせ完全勝利な絶景が広がる。

ここからが最難関。この旅の本丸であるJAXA臼田宇宙空間観測所へ直線距離は1kmあまりなのだが、尾根を越えるため通常は一旦標高差700m下ってからの登り直し。あるいは400m下って短絡ダートがある。だがここにもう一つ、Googleストビューにないダートの短絡路がある。果たして通行可能なのか、恐る恐るダウンヒル開始。大小の砂利で非常にコントロールが難しく、ランドナーでは厳しいか。つーか自分の腕力の無さに絶望して、小刻みに休憩を入れつつへっぴり腰で、ようやく舗装路に合流できた。

Usudaあとはもうひと登りすれば、臼田宇宙空間観測所64mパラボラアンテナに到達! 間もなく見学の開場時間となり、展示を見たり記念撮影をしたり。耐用年数を超えて運用しているというが、最近でも小型月着陸実証機SLIMとの通信など大ニュースになっている。私もすっかり宇宙に到達した気分だ。

市街地に戻って稲荷山公園コスモタワーでぼうっと景色を眺める。私が満足するまで出られない部屋終わらない旅と言うならとっくに満足しているし、佐久平から新幹線で帰ろうか。・・・けどもう一つ田口峠を越える予定だったし、そこは完遂しよう。ぼさっとし過ぎて近くの名所に寄る余裕はなくなったが、持ち直した脚力をぶん回して東へ急行する。

Masakaあっけなく田口峠トンネル1,110mに到達。中央分水嶺なのにここは県境ではなく、コークスクリューめいた狭い急坂を降りていくと養蚕農家の集落があり(馬坂地区は住民2人だとか)、それから群馬県になる。南牧(なんもく)村は高齢化率日本一の称号を恣にしているからどんだけ寂れているんだ、と思ったが人の気配はそこそこあるよ。GW中で里帰りしている人が多いせいかも知れないが。

道の駅オアシスなんもくでコンニャク製品を買い、下仁田駅で輪行。上信電鉄は28年ぶりに乗るけど、ガタンゴトンガタンゴトン♪本当に良く揺れる。今回のGW旅も(緊急連絡用にスマホは携帯するが)原則として通信は封止した。いわゆるデジタルデトックスってやつだが、そんな横文字が馬鹿にならない。情報を処理するのではない、考える人間としての自分を取り戻したようなこのスッキリ感、誰かに伝わるだろうか。

4/6-7 春まだ浅い城ロゲへ

Gym土曜、八時ちょうどのあずさ5号で旅立つ。桃花が見頃の甲府盆地を経て長野県の松本へ。小径自転車カラクルSでおねがい☆ティーチャーの聖地「あがたの森」講堂まで走れば、もう松本城ロゲイニングの受付が始まっている。男子ソロの部には、私が一度も勝てたことがないG後さんをはじめ、綺羅星の如き強豪がひしめく。入賞圏に割って入るには三時間油断せずしっかり考え、しっかり走り抜くことだ。

シューズは自転車用のクリートから、薄底ランニングのハンゾーRに履き替えておく。競技説明の後、配布地図の一斉オープンタイム。松本城に因んだコントロールが多い。遠いほど高得点というオーソドックスな配点で、上位勢は外周を回る戦略になりそう。どこから出てどこから内周に帰ってくるかが問題だ。記念撮影を経て正午に競技開始。

Kinka約150名の参加者が四方に散る。自分は安手をカットしてまず西に向かうのだが、のっけから長い信号待ちで2分のロスが痛い。しかし深志神社から(終盤に回したくない)鎌田・井川城というランナーは他に見当たらず、早くもオリジナルルートだ。抜きつ抜かれつというプレッシャーから解放されるのは有難いが、気は抜くな。

すれ違う競技者とは笑顔で「頑張って下さい!」などと声を掛け合う。挨拶は大事、古事記にもそう書かれている。神社の境内は原則走行禁止なのでニンジャ歩きで…。南端を東に進み、千鹿頭神社・広澤寺・林城(一の門)という激坂コンボを序盤に済ませておく。

なにせ、晴れて気温がガンガンずんずんグイグイ上昇しているのだ。美ヶ原温泉から北に向かってのコントロール配置が悩ましく、じわじわ登りも相まって予定より遅れる展開が続く。浅間温泉あたりの配点は高いがピストンとなり旨味は薄い。どうせ取らないと勝ち負けにならないし、というより面白そうだからチャレンジする。グワーッ、オフトレイルでタイツが破けたー!

Castle岡田ウォーターフィールドあたりも距離を抑えるか高低差を抑えるか考えさせられる配置が良い。さあ後は街へ下るだけ、ぶっ飛ばして遅れを取り戻そう。わざわざ旧住所の近くを通ってみるなど遊び心を入れつつ。多くの場所で信号回避法を知っているのは地の利だ。

とは言え、クルマも観光客も多い中心市街地は予測可能・回避不可能な信号が多いので、松本城付近からは特に保守的に進む。定刻まで2分半も余したからタラレバを言えばあと1ヶ所取れたかもだが、まぁ妥当にフィニッシュ出来た。走行距離30km、標高差積算560m。人生まれにみる心身充実の三時間。今の自分なりに精一杯やれたから、とても気分が良い。

Route集計クロスチェックは、ロゲ参戦三年ぶりと言うガクさんと行う。彼も想像以上の激闘だが遅刻…脚つりさえなければトップに迫っていたはず。表彰式でハイレベルな男子ソロは最後。自分はサブスリーランナーM室さんを僅差で上回り、二位で呼ばれる。光栄だけれど、断トツ優勝のG後さんを脅かせなかった不甲斐なさも残る結果となった。

浅間温泉会館で入浴後、お晩菜bar~ten~という店でイベント主催関係者の打ち上げにモグる(但し私はノンアルコール)。今日の感想戦の他に「プランナーあるある話」にも花が咲く。駐輪場が閉まる前に退出し、自転車で安曇野へ。やっぱ信州はいいなぁーと夜の暗さに感動しつつ、豊科のビジネスホテル泊。

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日曜、ホテル紫山荘の朝食が美味い。却ってドカ食いが憚られるほど。くたくたの身体をもうちょっと休めたいという後ろ髪引かれる思いで、今日は「信州サイクルロゲイニング2024_安曇野Stage(5/11開催)」のプランナーとして先々週に引き続き調査に出る。桜の開花はまだっぽいが、すっかり春めいてのんびりサイクリングが楽しい…じゃなくて油断せず目を皿にして、ちゃんとやれ。

Jonen短期間で現地調査を済ませるため、過去の調査経験や各種資料を元に予めコントロール候補を決めておき、写真とGPS情報を取得して回る手法。だがそれを繋ぐ間にも面白いモノがいろいろ目に入るし、走りたい道に突っ込んだりするので数は膨らむばかり。ただし山奥のコントロール候補は林道が通行止のため諦める。

須砂渡食堂でラーメンともつ煮を頂いたりしつつ、残りのエリアも概ね回り終える。探査時間はあと1時間あるけど、もう脚の方が回らないんだ…。候補はゆうに120を超えたので、ここから48ヶ所ほどを選り抜きすることになる。プランニングはまだ始まったばっかりだ。

豊科駅から列車に乗って、東京へ下る。体力回復を図りつつ、あと二週間ピリッと頑張ろう。

→Facebookアルバム: 松本城ロゲイニング 2024(通過証明デジタル写真や競技の様子)

12/2-3 乗るチャリーの森

Sinonome土曜の昼過ぎ、特急あずさで松本駅着。近くのウエルトンホテルに自転車、ギター、その他荷物を預けてジョギングに出る。目的地など定めない、かつて松本で暮らしていた時のように気ままに走る。寿台のデリシアで軽食を摂りつつ、中山の裏側をぐるっと回って弘法山古墳からの眺望を楽しみ、戻ってくる。やっぱ坂のある街っていいな。

夜は凡蔵という居酒屋で塩の道ウルトラオリエンテーリングの打ち上げに参加。イベントに参加してないのに・・・まぁ未来図社の忘年会も兼ねているから。相変わらず酒が入るとすぐ具合が悪くなるけど、料理は旨いしそこそこ話せた。星を数えながらホテルに戻る。

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Keshibo日曜、まだ暗いうちにまたジョギングに出る。かつての基本ルート、田溝池から芥子坊主山へのトレイル登りだ。登り坂も下り坂も長いから、筋肉の喜びようが東京なんかと全然違う。そりゃ昔は強かった筈だよ。森の中、深呼吸し放題なのも良い。街に降りれば排ガスまみれなのは変わらんけど。

美味しいバイキング朝食を摂ってチェックアウト。それにしてもシャワーの出が極端に悪いホテルだった。お腹にデイパック、背中にギターというちょっと苦しい姿勢で自転車(カラクルS)に乗り、人肉坂をヒルクライム。標高1000mのサイクルカフェピラータで、毎度の室内楽サロンに参加する。

Salon席が足りなくなるんじゃないかってほど、今回は盛況だ。自分はクラシックギターで25年ぶりに「ノルウェーの森」を演奏。あとはイエスタデイとショパンの雨だれ。練習不足が如実に現れて申し訳ない。まぁ食事と聴いてるだけでもすごく楽しいから。

音楽に包まれた空間が名残惜しいが、16時過ぎには店を出る。寒いので何か絶叫しながら下山。駅そばで温まって特急あずさで東京に下る。いわゆる千葉あずさで、新宿ではなく錦糸町で降りれば山手線を回避して帰れる。荷物が多い時は便利かな。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年12月のフォトロゲイニング寄居をアップロード。ぼちぼち関東地方も戦場とする。

11/26 最終的に全部取れば良い野田!

Sky日曜、つくばエクスプレスと東武野田線を乗り継いで、千葉県野田市の川間駅で下車。小径自転車カラクルSを組んで小雨のなか北へ急ぐ。江戸川サイクリングロードを走っていると、ロードバイクが颯爽と抜いて行く。やはりスピードでは全く敵わないか…。

野田アウトドアスポーツフェスタ2023の会場、河川敷の関宿滑空場では総合開会式が始まっている。スカイスポーツ、カヌー、そして自転車の祭典であるが…体感温度が真冬並みという寒さだ。集まった自転車60台ほどが何をするかって言うと「せきやどチャリロゲ」つまりサイクルロゲイニングだ。妙なアプリとか要らず、CPの写真を撮って来れば良い。あと、自転車イベントにしては珍しくヘルメット着用義務が無い。まぁ安全衛生面で言えば泥除けの方が大事だしな。ただ、交通ルール・マナーについての啓蒙はやらなきゃ駄目だと思う。

Kimagase受付を済ますともう地図は開いて良いが、見てちょっとびっくりした。フィールドはほぼ旧関宿町内に限られ、競技三時間で満点者が続出しそうな範囲しかなく、CPの点数は意味をなさない。どう回ろうが、最終的に全部取ればよいのだ! つまり、効率の良いルートとミスの少なさ、スピードの勝負であると割り切る。

昨日、台場Zeppまで23kmジョギングしてClariSのライブに参戦してきた疲れが残っている。自転車は泥除けやキャリアを付けっぱなしだし、輪行袋などの荷物も所持して回る。それでもやはり競技である以上、時間中は全力を尽くしたい。人生で数少ない、キラめきの瞬間だから。午前10時30分スタート、とりあえず南半分から取りこぼしの無いようにぐるり回る。地図と走行感覚のキャリブレーションが済んでないうちは、ちょっとオーバーランも。味噌汁ポイントは、飲まずに次へ急いでしまった。食いっぱぐれが一番の後悔だと言うのに。

Map北半分も往路と復路で効率よく回るのがセオリーだが、自分はあえて往路だけで全て拾う。わずかに茨城県に入る北端付近を取って、自家製マップ台に付けた地図は片付ける。タイムトライアルだからトイレは我慢。あとは北風に乗って江戸川サイクリングロードを全力で突っ走るのみ。これが安全を確保しながらロードバイク達のスピードに対抗する為の、唯一の秘策であった。二時間を1分40秒過ぎて、会場にフィニッシュ。走行39kmほど。

既に帰還してる人々が居てビビるが、寒過ぎて諦めただけらしい。私も震える手で何とか集計と写真確認を済ませ、キッチンカーで豪遊を開始。お土産も買っておこう。どうやらパーフェクト達成者はもう一人(MTB?)だけで、3分半の差で私が先着であった。その方が居なかったらマジ自分KYであった。表彰は各カテゴリの一位のみ。無料のイベントなのに賞状があるし副賞も妙に豪華だ。貰っといてから言うのもなんだが、三位くらいまでにシェアした方が全体の満足度が高かったのでは…。

Kasukabe長野県のサイクルロゲイニングで度々プランナーを務めてきたわりに競技者としての経験が少なかったから、「サイクルロゲとは何ぞや」を知るために参加した今日。総合優勝は思わぬ副産物だし、もちろん経験は今後大いに活きるであろう。あと、上位を争いたいという需要が想像以上に少なく、現状はレクリエーション重点な。カラクルを扱う自転車店(輪工房さん)の方と少し話しをして、会場をリーブ。

自走で帰る予定もあったが、早く暖まりたくてさっさと電車に乗る。輪行袋を純正から自家製に代えて、収納が大幅にクイックになった。東武線春日部経由で葛飾区に帰る。

→Facebookアルバム: せきやどチャリロゲ2023(得点証明となる全通過CP写真ほか)

10/8-9 チクマクマヤコンチクマクマヤコン 雨やめーっ!

999日曜、東京の尾久駅からJR普通列車で輪行し、群馬県横川駅で下車。SNSのアイコンにしている189系あさま号に会うため、鉄道文化むらに入場して一巡りする。駅前に戻っておぎのやの釜めしを食い、自転車で碓氷峠越えに向かう・・・が、標識によれば国道18号旧道は通行止が続いているという。仕方なく碓氷バイパスを登るが、排ガスまみれで良いことは無い。その時である。左手(谷側)に親子の熊が動いているのを発見。すぐ近くにもう1頭の子熊もいる。まさかクルマが行き交うバイパスに突進して来ることはないだろうが、なるべく気配を悟られないように下手な写真を1枚撮るのが精一杯だった。これがグンマーのチャメシ・インシデント、というか今年は日本中で熊害が多いらしいね。

Yatai鞍部を越えて長野県に入り、ツアーバス事故の慰霊碑を過ぎるとここから大渋滞。浮かれた街軽井沢、つくづくクルマで来る所じゃねえ。中軽井沢から少し北側へ1000m林道を進み、オタクおなじみの菱野温泉薬師館で冷えた身体を温める。ありゃ、雨が降ってきた。小諸駅に降りて再び輪行し、しなの鉄道戸倉駅で下車。スーパーで夕食を調達し、戸倉上山田温泉のルートインホテルにチェックインする。散歩に出てみると上山田中央公園で屋台祭りをしている。ここで夕食にすれば良かったな。

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Mapctrl月曜、バイキング朝食をがっつり頂いてからチェックアウトし「チクマサイクリングクエスト3」の会場となる女沢(めざわ)公園へ。自転車イベントはとにかく晴れて欲しいものだが、憎ったらしい雨である。それでも続々と、51名集めたという参加者の大半が集合してくれた。去年までは任意日スタートのイベントだったようだが、今年は信州サイクルロゲイニングシリーズの最終戦として地形図ベース・一斉スタート方式で行う。やはり大勢が一堂に会するほどお祭り感、盛り上がり感がはるかに良い。

私はコースプランナーとして競技説明などを行う。土地鑑の無い千曲市だし限られた予算・日程だったが、地元スタッフの協力を得つつ「一度で存分に楽しめる千曲、そしてまた来たくなる千曲」を実現する地図が完成した。その過程ですっかり千曲市LOVEになっている。ここでも願わくば記憶を消して自分が競技者として参加したい。それは叶わないが、どうか皆にとって最高の一日になりますように。午前10時半、5時間競技のスタートを見送る。

Tanadaと言ってもやることは無いので、スタッフビブスを着たまま参加者を追って写真撮影に出掛ける。会えた人は妙にハイテンションで「これ面白いね!」などと声をくれる。上手く返せないけど、大切に頂きたい。昼食に森将軍塚古墳カレーなるものを食べて外に出ると、ようやく雨が止んだ。姨捨の棚田に移動してみる。これが皆に見て欲しかった絶景。ここを目指した参加者はほぼ通過したあとで、撮れ高はあまり無かったが。

メカトラによるレスキュー案件はあったものの、事故なく無事に全員帰還ヤッター! 閉会式も皆最後まで残っていて、自分たちで盛り上げるんだという意志が感じられた。日本中のスポーツイベントが参加者集めに苦心している今日日、どうにかサイクルロゲイニングの楽しさが拡がって欲しい。地図は怖いくらい評判が良くて、プランナー冥利に尽きる。なんか燃え尽きてしまっていて、閉会式で気の利いたセリフが言えなかったなど反省点も多い。機会があれば活かしたい。

Podium雨に濡れた身体をまた温泉で温めたいところだが、帰りの電車の時刻。名残惜しく別れて戸倉駅へ。お、念願のラッピング列車「Turkey!」号が来た。カワイイヤッター! このボウリングアニメが放映された暁には、また聖地巡礼で何度も千曲市を訪れることになりそうだ。上田から新幹線で東京に下る。そして風邪を引く。

→Facebookアルバム: チクマサイクリングクエスト3(地図・全コントロール解説や当日の様子など)

8/26-27 おねがい まいめの池

Bus土曜、新宿発8時15分の各駅停車タイプあずさに乗る。ぼーっと車窓を眺めていると、脳内では様々な思考実験が行われている。何も覚えてないけど。昼飯は松本駅前のイイダヤでいいだや。

アルピコ交通上高地線に乗り、新島々で路線バスに乗り換え。12時50分の便に輪行用の臨時増発は無いが、ほぼトランクで足りるようだ。さわんど(沢渡)で上高地方面への乗り継ぎ客を降ろし、いよいよ乗鞍高原観光センターへ。小径自転車カラクルSを組み、乗鞍ヒルクライムの受付を済ませる。去年と同様、頂上行きの下山用荷物は前日に、マイクロバスに放り込んでおく形となる。

Maimeブース出店はあれも欲しいこれも欲しいと目移りするが、輪行組は控えめに。次週ロゲ参加用のワンチュール(エナジージェル)だけ買い溜めし、剣ヶ峰が見え隠れする乗鞍高原をぶらぶらする。一の瀬園地の少し遊歩道に入った所に「まいめの池」があり、言葉にするのが難しいくらい美しいと感じた。観光客でごった返すこともある牛留池などと違い、県道からも喧騒からも離れて深呼吸し放題。まだまだ知らない乗鞍があるんだな。

遠雷と熊を警戒しつつマイナーなサイクリングロードを下り、常宿となっている寿家さんへ。メンバーに加えて頂き、幹事のMさんをはじめ暖かく迎えて下さる皆さんに感謝している。元大学サイクリング部員というのは意識高い系の真逆を行くもので、そこに救いがある。

夕食後、少しだけ酒を飲む。今年になって初めて口にするアルコールだった。外は雷雨だが明日には止むだろう。

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Kotobuki日曜、霧の隙間に今日も剣ヶ峰が見え隠れする上々の条件。サドル下にDIY!すりでっち様のアクリルチャームをぶら下げ、標高差175mアップして乗鞍ヒルクライム会場入り。一般男子E(46〜50歳)は7:50〜8:10のフリースタートだが、せっかくだからその中の一斉スタートに加わる。すぐ息が上がるのは練習していない証。だがフラットペダルだった去年と違って今年はビンディングを付けているのだよ。ハンドル周りのパーツ変更で車重は若干上がっているが、大幅な記録上昇を狙えるものだと思っていた。

Start第1チェックポイント23'49"・・・去年より6秒しか早くない! ここから猛チャージを掛けないといけないが、スタミナの温存も必要だ。つづら折り地帯はカーブのインベタでゴボウ抜きし、直線でじわじわ追いつかれるの繰り返し。だいたい向こうが根負けしてくれる。冷泉小屋など所々沿道の応援が熱くて良い。

第2チェックポイント1:01'14"・・・去年より13秒しか早くない! 油断すれば自己ワーストを叩き出してしまう。けれど脚は売り切れに近いし空気も薄い。一番軽いギアで何とか位ヶ原の絶景をゆっくり進むしか無い。いよいよ最終盤の大雪渓前。前方を走るロードバイクどもをロックオンレーザーでまとめてぶち抜いてやる! 気分はクライマックス、こんなに楽しい遊びが他にあるか。

また肺がぶっ壊れるんじゃないかって不安にもなるラストスパート。渋滞気味で少し力を緩めるシーンもあったが、フィニッシュラインは力強く漕ぎ切る。標高差1,260mの旅、力は出し尽くした。第2CPでうっかりウオッチをSTOPしてしまったから、タイムはよく分からない。ワーストにはなってないと思うが、ペダルを替えてこの体たらく、なんて力が落ちてしまったのかしら。

Tatami富士見岳は霧に隠れがちなので絶景登山を諦め、仲間の集合場所でうだうだする。学生時代の同輩Mがたぶん来ているはずだが、見つからなかった。NHKチャリダー収録のギャラリーをして、集団下山へ。今年はゴールエリアでアミノバイタルゴールドの配布があったお陰様か、珍しく大きな下山事故は無かった様子。空きっ腹で走らないのが一番の安全策だ。

下山後のりんご食べ放題などが復活してるのも嬉しい。記録証を発行すると「1時間26分53秒229」と出た。去年より35秒早いね…もうええわ。宿に下って温泉&昼食。近くのバス停からバス輪行できるか微妙なとこなので、集合写真撮影までは待てずお別れ。急いで観光センターまでヒルクライムし、14時13分発に間に合わせる。輪行臨時便(トランク積み)が増発されて有り難い限りだが、やはりここで乗っておいた方が良いみたいだ。

Cake松本駅で時間が出来、もうすぐ潰れるというパルコあたりなどをぶらぶらする。なんかパルコって憧れだったからさ、ギター弦はたいていここで買ってたのよ。だが一人で5HORN喫茶は難しい。丸善ビルの彩香でケーキセットを頂き、駅で土産を買って千葉行あずさで東京に下る(錦糸町で下車すると山手線や千代田線を使わず金町に帰れる)。

という訳で去年のワースト記録に向き合うことすら出来てなかったような、不甲斐ない走りであった。ここ二年間生活環境の変化でヒルクライムは乗鞍のみという状況だったが、来年からはまず美ヶ原に復帰するし、出来るだけヒルクライム趣味を再興しようと思う。むらよしの坂バカはまだ始まったばっかりだ。

8/14-15 千曲の友

Tanadaお盆休みの月曜、台風が予想より西に逸れ、北陸新幹線の運行に影響は無さそうだ。上野から上田まで乗車し、さらにしなの鉄道で千曲駅まで乗り、小径自転車カラクルSを組む。チクマサイクリングクエスト3(信州サイクルロゲイニング2023_千曲Stage)のプランナーとして、調査が進んでない北半分を重点的に回る。稲荷山宿をうろうろしているところで本降りの雨が降ってきた。晴れ予報でも台風の影響で不安定なんだな。いなりの酒場という店でヤンニョムチキン定食を頂いているうちにまた晴れて暑くなってきた。

姨捨の棚田。有名な観光地だが、実はまだちゃんと訪れたことがない。アニメ「ターキー」のメイン聖地だし(?)、ここだけの狭い範囲でロゲをやっても面白そうだと感じた。千曲高原を経てちょっと麻績村側に回り聖湖へ。お、今夜花火大会やるんだな。観ていきたいけど明日に障るから山を降りなきゃ。善光寺街道筋の林道は、一昨年のウルトラオリエンテーリング元善光寺-善光寺176kmで激痛に耐えながら歩いていた場所。悪夢だが良き思い出だ…なんてしみじみしてたら前輪をパンク。先日整備した際にバルブ根元を破損していたようだ。チューブを交換して、これ以上パンクしないよう祈りながら街へ降りる。

大田原方面の調査は明日に延期し、屋代駅近くのcafe自転車屋さんで夕食。というかここのマスターIさんが本イベントのスタッフであり、ようやく初顔合わせでプランニングの相談など。真っ先にここに来るべきだったなー。食事は美味しく妙に安い。ごちそうさま。駅前のルートインに泊まると、窓からは聖湖の花火が見える。

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Sano火曜、Iさんが挙げたコントロール候補を探しつつ、あんずの里方面へ。NabiTabiはプランニングツールとして実際便利だが、度々バグが発生しアプリ立ち上げからの作業を繰り返すので、時間のロスが大きい。あんず尽くしのソフトクリームフロートで一休みし、いよいよ大田原ヒルクライムへ。もうぼろぼろの脚にキツい坂だが、乗鞍に向けて最後のヒルクライム練習だから頑張ろう。何とか登り切り、そそくさと下山。

ああ、温泉に入る余裕が無くなった。そばソフトクリームプレミアムを食べる時間だけは確保し、戸倉駅から電車で帰る。もっと細かくあっちこっち回ってみたかったのもやまやまだが、アプリに登録した147コントロール候補から48ヶ所ほどを厳選して、サイクルロゲを作り上げる工程を急がねばなるまい。さんざん急坂を走ったけど、基本は平地な。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年9月のフィールドディスカバリーゲームin鶴舞(ロゲイニング形式5時間ソロ)をアップ。今年の9月は足立シティロゲインを予定しているが、その前に乗鞍ヒルクライムだ。

7/39-30 千曲の未来にご奉仕するにゃん

Caracle土曜、しなの鉄道戸倉駅で下車、小径自転車カラクルSを組む。10月に行うチクマサイクリングクエスト3(信州サイクルロゲイニング2023_千曲Stage)のプランナーとして本格調査のためやってきたのだが・・・このタイミングでラッピング電車「Turkey!」号の完成記念イベントが行われ、声優の天麻ゆうき様が登場されるという。それなら私が参加しなくてどうする。応募者多数の場合は抽選とのことでドキドキしていたが、ちょうど定員が埋まるくらいの応募だったのか、無事に参加券がご用意された。

Ticketという訳で戸倉駅に集結した47名の声優ファン達。ポニーキャニオンスタッフさん(だったっけ?)によれば、わざわざ東京から来ている人も居るという。ガチ恋勢かよ。ところが前日、駅構内の線路に異状が発生し、Turkey!号は運行出来なくなった。留置線(元採石場引込線)の奥深くに閉じ込められてしまったのである。それならこちらから歩いて行けばいいじゃない。参加者全員にしなの鉄道印のヘルメットが貸与され、10分少々行進する。最後は線路を歩いて、当日限定のヘッドマークを掲げたTurkey!号に到着。イベントは急遽この場所で行う運びとなった。これはこれで貴重な体験だ。フルラッピングではないが、クリーム色の車体に10種類のイラストがあしらわれている。

FlyerさてオリジナルアニメTurkey!とは、千曲市誕生20周年記念事業の一環で制作されるボウリングものである。柔道アニメ「もういっぽん!」が太評判だったタツノコプロBAKKEN RECORDチームによる制作なので、16ポンドのボールまでもが炸裂する重厚な青春スポ根が期待されるだろう。キャストはスタァライト九九組として絶対的な実績と信頼を誇る岩田陽葵様と伊藤彩沙様、デリシャスパーティ♡プリキュアの主人公を演じた菱川花菜様、2022年ベストヒロイン(DIY!のぷりん様)を演じた市ノ瀬加那様、そして3000人のオーディション🦒から東京ミュウミュウにゅ〜♡の主人公役を射止めた天麻ゆうき様となる。3000人ってピンと来ないけど、もしその人数のマラソン大会で優勝しろと言われたら「ごめんなさい絶対無理」と泣いて許しを請うしかない(一番頑張っていた頃でせいぜい上位3%だった)。タツジン!

Head冷房の効きすぎた車内でイベントが始まる。千曲市長やしなの鉄道社長、タツノコプロ部長、そして天麻ゆうき様カワイイヤッター! ターキーだけに七面鳥の時期にクライマックスを迎えると良いなと思うが、まだ一話も出来ておりませんだそうだ。そして天麻ゆうき様による観光アナウンスで車内のボルテージはさらに上昇、お待ちかねは参加者全員に土産の手渡し。頭がニャンパカパーンとなって、気の利いた応援は言えなかったとです。あんずサイダー、一生の宝にしたいところだが、せっかく冷やしてあるのですぐ飲むわ。最後にテープカットとフォトセッションを行いイベント終了。レッドオーシャンと云われる声優業界で、逞しく活躍を続けて欲しいと願う。

声優もとい西友で昼食を調達し、遅ればせながらサイクルロゲの調査開始。地元スタッフに挙げてもらったコントロール候補を回るだけでも実際時間が掛かる。雷鳴のあと土砂降りとなり、戸倉上山田温泉のリバーサイド上田館に逃げ込むようにチェックイン。今はビジネスめいたホテルだが、中村不折揮毫の扁額に歴史を感じさせる。

Ema部屋で一休みしたところで雨が止んだので、歩いて佐良志奈神社にお参り。岩田陽葵様と菱川花菜様によるアニメヒット祈願の絵馬が納められている。同じタツノコプロでもワッチャプリマジは船頭多くして船山に登るという印象だった。あまり地域おこしを前面に押し出さず、いっそ「のうりん」くらいぶち壊してくれたほうが、観る方としては面白いかも。…さすがにそれはまずいか。

夕食は古炉奈(ころな)さんのおしぼりうどん。前回は汁が辛すぎて最後まで飲めるか不安だったが、二回目ともなれば刺激を最後まで楽しめるし、一気に体調が回復する。もうやみつきである。宿に戻って温泉に入り、しばらく地図とにらめっこして就寝。

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Touge日曜、朝食バイキングそこそこ。サイクルロゲでボツ予定のエリアも、一応調査としては走っておかねばなるまい。登って下って登って下って…。結局、北半分の旧更埴市エリアはほとんど手つかずのまま、帰りの時刻が迫ってきた。近隣の上田市で38.1℃を記録したという今日の暑さ、ぶっ倒れなかっただけマシだと思う。

坂井銘醸さんでそばプリンの珈琲セットを頂き、土産を買ってしなの鉄道に乗る。また近いうちに再調査に来なければ。上田から新幹線で東京に帰る。

7/8-9 トロイチャリィ

Kyobun昼過ぎに松本駅到着、小径自転車カラクルSで行動開始。小松パンで買い食いしたあと、松本市教育文化センターへ。金曜ナイト企画があった頃は「日本一のプラネタリウムだ!」と思っていた場所に久々に来た。今日は星空コンサートで桂聰子さんのフルート演奏が楽しめる。3年前にも同企画を聴きに来たが、今回は有料で客層は大人なので環境は良かった。さすがプロという歌うような演奏で、締めに大好きな宵待草、さらにアンコールとして夏の思い出。トークも弾んでいたので時間は押したが無問題ラ。

私はお腹にザック、背中にクラシックギターという出で立ちで林道湯ノ原線ヒルクライム開始。前傾姿勢が取れないのでテレスコピックハンドルをなるべく伸ばしている。標高差450mほど、実際時間が掛かる。美鈴湖を見てようやくカフェピラータに到着するなり、土砂降りの雨となる。ぎりぎり助かった。

Pirata夜はサロンドピラータ、主に器楽の音楽会だ。私は覚えたてのトロイメライの他、タレガのゆりかご、宵待草、城ヶ島の雨。さらにギターカルテットでSleepers Awake(目覚めよと呼ぶ声あり)。学生の頃デュオで苦心した曲だが、カルテットなら少し余裕を持って楽しめるか。

夜が更けてくると、朝型の自分には視力が弱って楽譜が見えなくなって来る。皆様の個性がほとばしる演奏もたっぷり楽しみ、店長力作のうどんを頂いて寝袋借りて就寝。ここのギター部員はまた増えつつあるようで、自分が心配することは無くなった。またこうやってたまにサロンに呼んで頂ければ幸い。

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Hakama翌日、雨は通り過ぎたようで「上」に登れそう。標高1000mスタートという気楽さで、ツールド美ヶ原コースをとろとろ走る。これも何年ぶりだろう。高原は霧模様で景色は楽しめなかったが、フィニッシュ地点の自然保護センターをあらためて見学してみると、高原の成り立ちなど興味深いことがいろいろ展示してあって楽しい。

ピラータに戻り、ランナーGさんらとだべりながら食事。浅間温泉で入浴してから特急あずさで東京に帰る。9月にはハーモニーホールを借りて大々的に?やると言うから、気合を入れて次の準備を。

6/23-25 DIYって、どこかにビューーンで・イ・ヤッッホォォォオオォオウ

Rainbow度々サイクルロゲイニングのプランナーを仰せつかっている者として、自身の競技経験の少なさは喫緊の課題である。何か参加できる大会は無いか?と検索してみると、むつ湾サイクルロゲイニングというイベントがあった。だが集合会場の浅虫温泉付近に宿が取れず、旅費そのものもネック。そこでずっと気になっていたJR東日本の新幹線ガチャ「どこかにビューーン!」を引いてみることに。1/4の確率で新青森が当選するはずだったが・・・。

引いたのは金属加工のまち、燕三条だった。一往復6000円相当ならここでも十分激安と言えるし、長年金属加工に関わる仕事をしている身、興味津々である。金曜の午後、半休を取って輪行で上越新幹線に乗り、燕三条駅前の東横インに泊まる。

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Kanegi土曜、まずすべきは三条市を舞台とした『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』というアニメの聖地巡礼だ。いわゆる「おっさんの擬人化」作品だが、ぷりん様が狂おしいほどにかわいい。北三条駅、三条駅、東三条駅なども回りつつ、メインは一ノ木戸商店街。スタンプラリーイベントが開催中なので、星野園で台紙を貰いつつコーヒー豆を買う。続けてカネギフルーツのフルーツサンドを買い五十嵐川の土手ベンチで頂く。値段相応に本物の旨さ。むじん商店で鉄入珈琲(DIY!!パッケージ)、DIYファンベースでぷりん様のアクキーを買い、今日はここまで。

Suwada長岡市から友人Hを呼び寄せた。三条スパイス研究所で昼食にビリヤニセットを頂き、午後は彼のクルマでドライブとなる。訪れたのは諏訪田製作所オープンファクトリー。磨き工程が見学できるのは良いが、職人さんたちのストレスにならないのだろうか?まぁ慣れたものかも知れない。ショップで爪切りを試用したら、さくっとした切れ味と、ぽとりと落ちて散乱しない爪に感激。お高いけど、アウトレット品って書いてあれば買っちゃうよね、イヤッッホォォォオオォオウ。ギタリストは原則として爪は磨くだけなのだが、ものぐさなので大いに役立つであろう。

Nodumi続けてストックバスターズ・・・は欲しい物なし。燕三条Wingでマルト長谷川工作所(KEIBAブランド)のラジオペンチを購入。野積海水浴場でDIY!!水着回の聖地巡礼を行い、新潟市に入ったところの「ラーメンこまどり」で夕食を頂き、別れる。

少し遠回りだが走り易いという海岸沿いの道をがしがし漕ぐ。10kmくらいと聞いてたのに30kmあるじゃん。食ってばっかりで運動不足なので丁度よいか。すっかり暗くなって、新潟駅前大通のババアアパホテル着。朝食付一万円以下でここしか空室なかったから仕方ないね。

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日曜、ユナイテッド・シネマ新潟でラブライブ虹ヶ咲学園の劇場版OVAを観る。旅先でそういう時間の潰し方ってどうなのよと思うが、ファン満足の仕上がりで良かった。特典のクリアファイルを貰う。

Yagi信濃川沿いの県道1号を南下。少し東に入って国道403号。新潟〜松本を結ぶ国道だが走破は難しそうだ。昼食にスーパー内のベーカリーでパンを買い、駅前のベンチで頂く。ああ、こういう旅がしたかったんだなぁ。京都の加茂神社に縁のある青海神社をお参りして、加茂川沿いを上っていく。どこが楢木峠だったのかよく分からないアップダウンを経て、三条市下田の名勝、八木ヶ鼻を見物。一見の価値がある迫力の岸壁だ。

Oosaki

五十嵐川沿いに下り、もう少しで大崎山公園って所でハンガーノックになりかける。ファミマでinゼリーを買うとぼっちざろっくのクリアファイルが貰える。喜多ちゃんだけが希望。気を取り直して大崎山公園ヒルクライム、と言っても標高差110m程度。ここの展望台もDIY!!聖地として欠かせない。

一ノ木戸商店街に戻り、かつぼ屋のプリン等を購入、土手のベンチで頂く。ほろ苦いカラメルソースが濃厚プリンを引き立ててこれまた絶品だ。夕食時までまだ時間があるので、燕市のほうも少し走り回ってみる。こちらも基本、寂れた商店街を形成している…。

TreeTREEというグランピング志向な店でプルドポークバーガーを頂き、一ノ木戸商店街スタンプラリーのノルマ6ヶ所をついに達成。クリアファイルが貰える。クリアファイル貰いすぎ問題。日没の時刻、最後に三条競馬場跡を探索してみる。乗馬クラブや第3コーナーの並木に面影があるけど、廃競馬場に付き物の馬頭観音はどこかに移転してしまったようだ。

今日の走行は110kmほど。指定された新幹線の時刻まで燕三条駅の待合室でぐったりして、東京葛飾に帰宅できたのは深夜。どこかにビューーン!はマイナポイントでSuicaを選ばせるための企画らしいので、じき終わる。VIEWカード持ちとしてはポイントがやたら余ってるので、また利用してみたい。

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むらよしギムナシオン(参戦記サイト)に去年8月の乗鞍ヒルクライムを掲載。今年も坂の練習は全然してないな。

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