10/27 ノクタンといっしょ

Pirata今年もピラータ音楽会の日がやってきた。月に一度のサークル練習日に、ギターを担いでジョギングで登ることが多い美鈴湖畔へ、今日はクルマで行く。昼前から始まり前半は屋外で賑やかなバンド演奏、後半は店内で器楽や声楽がメインとなる。プロ級の方から初心者まで、飛び入りOKの自由さが良い。

Yさんのニキータ・コシュキンに続き、自分のソロはショパンのノクターン(9-2)タレガ編。この難曲を新たに暗譜できるほどもう頭は柔らかくないのだが、23年前に一度演奏したものをある程度、指が覚えていてくれた。技術的には自分でできることの醜態…集大成。本番となると緊張などでデバフが掛かり、どうしても下手の横好き感が丸出しになる。弾く側も聴く側も一度きり、つまり一期一会であることを意識しつつ、何とか終えた。

Trioギターサークルと言っても現状3人。アンサンブルはトリオで佐藤弘和の「光の街」。タイトル通り明るい曲で、開放弦を大胆に使う。佐藤弘和と聞いても知らなかったが、「四大元素」の音源は聴いたことがあったかも知れない。最後にギターデュオ+Gさんのカホンでいわゆるコーヒールンバ。これも学生時代に弾いたことがあるが、パートを変更したので実質初演。サイクルカフェの雰囲気に合う、楽しい演奏になった。これが音楽だ。

特別メニューの牛丼と、いつものコーヒーを頂く。同時開催のガラクタ市で自転車パーツを確保しつつ帰宅。来年も参加したい。できるだろうか。

ジョギングトレーニングは土曜に田溝池ハイペース、日曜に薄川スローペースで合計30kmほど。5時間ロゲイニングで戦うにはスタミナ練習が不足しているが、まだ慌てる時期じゃない。って2週間後じゃん。

10/5-7 長野の中信でランを支えたくだもの

土曜、新しいシューズ(アディゼロ匠練3)のシェイクダウンを兼ねて松本マラソンスタート会場の総合体育館まで軽く走る。前日受付とかエキスポとか無いのでまったりとした雰囲気。仮設トイレ群に謎動線が作られているが、これ機能するのか?

Saxギターの弦を買う用事があってチャリで街へ下りる。松本マラソン垂れ幕を見ておこうと駅前に行くと、チェッカーズのメドレーが聴こえてくる。サックスアンサンブルの演奏だ。Song for U.S.A.を吹かれたらその場に泣き崩れてしまいそうだが、別の曲で安心? 最後まで聴いてから帰宅。

先月のジョギング量は215km、これでも例年より多い。食事コントロールとか特にせず、陣馬形山ヒルクライムやコモロケを捨てて集中しているという建前のマラソン本番を迎える。

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Start日曜朝、7時半になってもまだ自宅でまったりしてたり。小走りで会場に向かい、ランナーとして参加のM島さんに偶然会えたのは幸い。荷物預けは制限1分前。トイレの動線はやはり機能してなかった。更衣室2階のトイレ空いてるよ…。Aブロックの後方でスタート時刻を待っていると、雨が降ってきて寒い。8時半に号砲、37秒でラインを跨ぐ。沿道で会社の先輩がボランティアをしてる。1km地点でイッチロー'っていう芸人がパフォーマンスしているのは笑えるが、ラップ欠測したがな。

今年が第3回となる大会。定員一万人に対し募集は難航し、八千人程度のエントリー。やはり計画段階で運営委員会が言ってた通り定員五千人にして、様子を見て年々増やしていくべきだった。地元政治家が「長野と同じ一万人規模にしろ」と言ったのではないかと憶測している。序盤から道が狭く、後方ブロックはかなりのストレスになってしまうだろう。下り坂なのでAブロック走者ならペースを組み易いのは利点だが。

松本城前を過ぎ、沿道の応援が多い中心街。いつもはマイカー気違いで大渋滞している道路を、今日はマラソン気違いが埋め尽くしている、この気分の良さ。南へ向かい、しばらくはゆる~い登りとなる。北風が背中を押してくれるので、思ったより楽。一昨年は後半で大撃沈したので慎重に走るが、まだ不安でいっぱい。田川高校前のブラスバンド、まさかの津軽海峡・冬景色。折り返して向かい風区間は少し速い人に食らいついて楽をする。曲の演奏はYMCAに変わっていた。思わずYMCAしながら通り過ぎる。

塩尻エイドでは黄華という品種の、皮ごと食べられるぶどうが旨い。エナジージェルとか持参してないので、給食が命綱となる。国道19号・篠ノ井線・奈良井川を西に渡り、中間地点で1:37'31"。3:15'ペースランナーと愉快な仲間たちはまだ2分くらい先を走っている。エイドでミニまんじゅうを4つ食い、空港東の激坂をハイピッチ走法で攻略。消防ラッパに両手を振り上げつつ信州スカイパークの園路に入る。エイドのりんごがまた旨い。デシコって人のライブにも元気を貰う。

フィニッシュ会場を右に見てまだ27km地点なので精神的に辛いという意見が多いらしいが、なに甘ったれたこと言ってんだフルマラソンなんだから42km走って当たり前だろと思う。スライド区間が多ければ交通規制を低減できるし、ランナーとしても大勢とすれ違えるメリットがある。(中心市街地をゴールにしろだのという意見もあるが、長時間の交通規制が運営にとってどれだけ胃に穴が開くような仕事なのか、考えて欲しい。)

後半撃沈の不安をよそに、今日の脚はむしろぐんぐん加速を始めた。絶対無理と諦めかけていた3:15'ペースランナーと(略)に、33km地点でついに追いつく。空はすっかり晴れて、集団内だと暑いので追い越してしまえ。

Lastしかしいつもの通勤ルートなのに「こんなに長かったっけ」と思ってしまう、ゆるい登りが体力ゲージを一気にすり減らす。知人の応援にサムズアップを返すが、とうとうキロ5分をオーバー。3:15'ペースランナーに追い付かれる。愉快な仲間たちは殆ど振り落とされてるが、まだ数人がしぶとく付けている。向かい風区間なので1kmだけ乗せて貰う。おかげでゴールの見通しが立った。

ペース配分は悪くなかったが、後半の加速をもうちょっと後にすれば良かったかな。力を使い果たしてラスト2kmはもがくように、フィニッシュ。タイム的にもスリリングで楽しかった。アプリで確認すると記録3時間14分46秒で、ネットは3:14'09"。惜しくもネガティブスプリットならずだが、ほぼイーブンペース。そりゃサブスリー云々の春マラソン(長野)に比べると情けない数字だが、今の実力は十二分に出せたと思う。全出走7134名中262位なら、Aブロックランナーの面目も保ったのでは。

Track消耗が激しくて、そばのふるまいを喉に通すのはちょっと苦しかった。でもりんごのシャーベットジュースを頂いて、一気に食欲回復。これ、松本マラソンのやべーやつな。出店でチーズハッドグなるものを初めて食い、もう大丈夫。写真を撮り回っていると競技場から茅原実里の曲が聴こえる。あっちのダンスパフォーマンスも見に行こう。

充分に休み、フィニッシュ会場をリーブ。市街地の大外を回るシャトルバスで、すやぴー。祭りのあとという雰囲気のスタート会場に戻る。近くのジェラート屋さんが移転してしまったので、コンビニでアイスを買って帰る。

Medal去年は台風の影響でJR東日本が史上初の計画運休を発表し、準備を進めていたものの万事休す、中止を余儀なくした。その時のエントリー者は、今年フィニッシュすれば二年分の完走メダルが貰える。この二つがぴたっカチッと嵌合するデザインで、凄く感心する。事情を理解しない人からさんざん悪評された去年の無念を晴らす、物語性を感じずにいられない。スタート前後のストレスを除けば運営もコースも水準以上だと思うし、もっと評価されて良いだろこの大会。

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月曜は有休を取ってでっかいジャスコの串家物語で暴食するパターン。あとは引き篭もってパソコンに向かい、去年10月の第1回伊豆スカイライン国際ヒルクライムの参戦記をアップ。今年も参加を考えていたほど楽しい自転車レースだったが、土曜開催への変更と、コースボリュームのわりに料金が高いせいか人が集まらず中止になってしまった。諸行無常というにも早過ぎる。

次戦は来月の知多半島ロゲイニング。上位を目指すのに今回の松本マラソンの結果は・・・ぎりぎりってとこか。明日から頑張ろう。そして、次のフルマラソンはついに長野から離れて霞ヶ浦か? 自転車のツールド八ヶ岳も気になり、迷い中。

9/14-16 ほんまもんのばったもん

Onodachi秋晴れの三連休。まずジョギングで向かう先は諏訪。自宅からいつもの五千石街道を通り、高速の側道を登って行くと畜産試験場が何だか物々しい。豚コレラで全頭処分って後で知った。道の駅小坂田公園に寄ってから、旧中山道で旧塩尻峠へ。展望台からは富士山も見え隠れする。岡谷側は激坂下りが苦しいが、下りた所に水場があって助かる。

Katakura

下諏訪の富士アイスでじまん焼きを買い食いしつつ、上諏訪の諏訪観光汽船前まで34km弱で終了。よっしゃ今日はバッタおやきに在庫がある。まぁ想像通りの佃煮味だけど、トレーニング後の重要なたんぱく質だ。片倉館温泉に入り、電車で松本に帰る。

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二日目、うぅ…体調が悪い。昨日脱水状態のまま長湯したせいだな。引き篭もって去年のコモロゲイニング参戦記をアップする。ディフェンディングチャンピオン()として今年もイベントを盛り上げたかったが、松本マラソンの前日なのでやめとく。前週にあたる陣馬形山ヒルクライムも興味津々だったがエントリーしなかった。マラソン、もう一ヶ月くらい後にして欲しいなぁ。なんてワガママを考えるが、参加イベント数を絞るのも悪いことじゃない。

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三日目もほぼ引き篭もり。夕暮れにようやく全身の痛みが引いて、近所の12kmジョギング。慌てず少しずつ、走り慣れていく時期でありたい。

9/7-8 宇治の高嶺に涙降りつつ

Kashi青春18きっぷが2回分残っている。という訳で土曜の始発で大阪へ向かう。輪行袋を担いでいるが、自転車ではなくテレビ、サウンドバー、BDレコーダーを運んでいるだけ。最近開通した おおさか東線の新大阪~放出間を初めて利用しつつ、古市の親戚宅に泊まる。姪たちが元&現役の吹奏楽部員ということもあり、『響け!ユーフォニアム』の劇場版ブルーレイ2作も置いていく。

Suikan日曜朝、古市付近を軽くジョギング。さらに近鉄を乗り継ぎ、昼ごろ小倉駅で下車、ここからまたジョギングとする。JR宇治駅前からいよいよ『響け!ユーフォニアム』の聖地巡礼。気温36℃という厳しい残暑で滝先生もとい滝汗が、何ですか、これ。

「(楽器が)上手くなりたい!」と叫びながら走りたい宇治橋、あすか先輩練習場所の水管橋、ますだ茶舗では濃厚な抹茶ソフトクリームを、観光センターではささやかながら支援金を、宇治神社と宇治上神社をお参りし、大吉山はちょっとした登山、北宇治高校のモデル莵道高校、黄檗駅、京アニ本社、京阪六地蔵駅と来た。

UjiDaikichiTodou

1st

駅のすぐ近くに、京都アニメーション第1スタジオがある。もう手を合わせるしかない。改めて見ると、言葉にしがたい事件の生々しさが残る。やはり受け止められない、こればかりは時を巻き戻して欲しい。献花台はもう無く、ここで支援金を募っている訳でもない。ぽつぽつ訪れるファンは居るが、何らかの追悼施設が出来るまで人には勧められない。

KyotoJR六地蔵駅から今夏18きっぷ最後の旅。京都駅も響けユーフォニアムの聖地なので大階段などざっと巡っておく。中津川→塩尻のみ特急を利用し、台風の影響なく松本に帰宅。これから体力トレーニングはそこそこに、楽器が上手くなりたいな。

8/3-4 夢が鉢盛

Prime土曜の午後、フル装備のチャリで松本市内の自宅を出撃。うだる暑さだが、東側の鉢伏山にすっごい雨雲が掛かっている。西側の鉢盛山は微妙なところだが、そっちの山形村ルートを選んで走る。「お夏の碑」から朝日村に入り、中心部を通りすぎて御馬越(おんまご)の突き当り、標高950mにあるのがあさひプライムキャンプ場。ちょっと水場とトイレを借りるだけの自転車キャンパーにとって激安ビジホ並みの料金は高く感じるが、スポーツイベントなんてその土地に金を落とすのが存在意義だから、まぁいいか。実際せせらぎのフリーサイトはすごく気持ちが良い。じっとしていると寒い程だ。

Onatsu米を炊いてレトルトカレーとビタミンちくわが夕食。どうやら雨は降ってこないので、チャリで村中心部に下りる。「お夏まつり」…ネットにほとんど情報は無いが村民総出で盛り上がっており、特に子供にとっては松本ぼんぼんよりこっちがよっぽど楽しみだったんだなぁと。私は踊りをちょっと観てパンを買い食いする程度で、キャンプ場に登り帰る。200円で2分のシャワーが、一秒たりとも無駄にできないスリルを味わえる。

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Start日曜、少し明るくなってきた頃に撤収し、これにて本業(趣味)は終了。さて標高806mの朝日村役場に下りて、第2回日本三百名山鉢盛山2447登山マラソンの受付を済ます。距離38.3km、比高1,641m(積算だと+60m程)で、最高気温36℃?の酷暑に見舞われた去年の第1回は完走率54.5%という伝説的なサバイバルレースだった。自分の記録は5:18'余(参戦記)で、いくら標高差があるとはいえ長野マラソンの最終ランナーよりちんたら走ってたのはどうなの?と反省している。今年は予報33℃程度なのと、スタート時刻が30分早まっているから少し楽になるだろう。目標としては5時間を切って、さらに順位20以内が夢かな。トレーニングは7月200kmと、夏季は原則としてジョギングしない私にしては頑張った。須坂駅⇔毛無峠や、近所の城山遊歩道、Gトレイル等でそこそこ高低差にも慣らしてある。

それにしても参加者の雰囲気が一般的なマラソン大会と違う。みな脚がマッチョで太い。大会キャッチコピー「つわものだけが登ることを許される」の通り、本当に強者だけが定員いっぱい集ってしまい、気後れする。直前サプリは初めてベスパプロを試す。山頂コース参加者全員による記念撮影をして6時30分、だらだらとスタート。誰も行かないから、最初だけ私が先頭になってしまった。以降ずりずり下げる。順位を数えるが、アホだからだんだん分からなくなってきた。朝の曇り空は、御馬越あたりからもうかんかん照りに。さあ登るぞ。

Dirtばらけているが、多分10位グループの最後方で林道ゲートエイドを通過。ここからは未舗装路なので、ロード用シューズだと痛いだろう。今日履いているのはトレイル用のサロモンセンスプロ2、だがもうぼろぼろだ。大会攻略法のページにはしつこく「前半は温存して」と書いてあるが、登りの脚は登りのうちに使い切っちまう作戦。というかロゲイニング強豪のBさんにあまり離されたくなくて、つい追ってしまう。手持ちのスポーツヨーカンを食い、林道中間エイドを経て七曲りに入るといよいよ呼吸が苦しくなる。観念してペースを落とす。風は涼しいのに。

登山口エイドでバナナと塩飴を頂き、今回のテーマは「エイドでゆっくりしないこと!」なのでさっさとリスタート。Bさんと同時だったがもう完全に実力差がはっきりし、すぐ突き放される。膝を手で押しながらひいこら登り、村界尾根からは楽になる・・・が一度冷えた脚がつりそうで、やっぱり走れないわ。折り返してきたトップ選手らとすれ違いつつ、なだらかな所だけ少し走る感じ。

Norikura2:32'程で標高2447m鉢盛山山頂、の少し奥にある反射板に到達し登頂証の木札を貰う。穂高岳や常念岳は隠れ気味だが、今年は乗鞍岳が見える。お茶を沸かして1時間はまったりしていたいが、レース中なので1分も居られない。給水もないし、写真だけ撮ってさっさと引き返す。想定よりかなり早いので、後半に大崩れしなければ5時間は切れそうだ。それにしてもトレイル下山はやっぱり苦手で、後ろから迫ってきた選手にほいほい道を譲る有り様。村界尾根からの急坂はいよいよ脚の踏ん張りが効かなくなり、下る人優先なので登る選手を待たせてしまうのが申し訳ない。

腕もじんじんに痺れ一旦休んで補給すべき所だが、もうひと粘りして無事に登山口エイドに戻る。またバナナと、漬物等も頂きリスタート。ここを折り返し点とする林道コースの選手たちと混ざる。重力任せのペースで走っていると、山頂コースの選手が猛スピードで追い抜いていく・・・が、つってしまったようで先の方で止まっていた。以降、孤独なランが続く。いつになったらこの山奥から脱出できるのか。苦しい時は「マッチョアネーム?」を口ずさむと、ちょっとポジティブになれる。

今回ゲイターを装備しているので、靴の中に小石が入ってこないのは快適。だがウェア擦れが痛いのは想定外。汗のかき過ぎが原因だろう。スポーツヨーカンは走りながらだと食いづらいことが判明したので、予備のカーボショッツを服用しつつ林道ゲートエイドに到着。フラスク2本に入れていた塩水がもうからからなので、水を分けてもらう。

Hoseいよいよ熱風地獄のロード、去年ほどじゃないがさすがに暑い。針尾の集落に入ると住民が水シャワー装置などでもてなしてくれる。消防ホースぶっかけにはもちろんバンザイ突撃、生き返る〜。脚はもう終わっていて、また順位を2つ下げてしまうのだけど。20位以内は厳しいかな。残り1kmにある旧役場の新設エイドで給水し、最後に焼き土下座の坂を登らなくてはならない。なんとか走ってクリア。キャベツコーナーを抜けて、無駄に猛スパートして場を沸かせつつフィニーッシュ!

渡されたスポーツドリンクPETをすぐに飲み干し、もてなし給食へ。ああスイカが旨い、解凍トマトが旨い、キュウリが旨い、スープが旨い、サラダが全部旨い。おにぎりはちょっと喉を通りづらいけど…旨い。そういえばタイムは4時間38分位で、予想外の大幅PB更新となった。去年が遅過ぎたせいか。正確なタイムや順位は不明。今回はリストバンドによる電子計測がコース内の各ポイントにあるのだが、山奥で通信が確立できないため、機器を持ち帰ってからの解析になるそうだ。あと、山岳耐久レースチャンピオンという先頭ランナーが林道下りで軽快すぎて、元MTBチャンピオンのMTBによる先導が負けてしまったらしい。

Finish全身傷だらけでゴールした選手は、トレイルで落ちたか。ファミマで買ったコーラを呷っているうちに、林道コースの表彰式が始まる(もっと短いゲートコースはとっくに終わったようだ)。今回はクーラーの効いた庁舎の中なので、多少ギャラリーが居る。やがて山頂コースの表彰式も始まる。アスリートの女性はなんと美しいことか。庁舎内に飾ってある声優・羽多野渉さんのサイン色紙は、誰か気がついただろうか? まだ続々とフィニッシュする選手も居るが、参加賞のキャベツとスイートコーン?を受け取って、そろそろリーブしよう。フル装備のチャリでのんびり、松本市街地はさらに暑い。帰宅して洗濯したりテントを干したり。すぐ乾くから捗る。

完走率は山頂コース90.5%とのことで救急車沙汰も無し、と思ったら帰宅後にぶっ壊れて病院送りがいた模様。私も帰宅後、水やスポドリをいくら飲んでも飲んでも足りない調子だったし油断ならない。Web公開の記録速報によればタイム4時間38分05秒、総合順位19位/出走189名中で、何とかトップ20を確保できて嬉しい。後半だらしなかったので、次回出るなら今度こそ真面目に前半を抑えるべきだろう。という訳でこのコース、終始しんどいけど終始楽しいわ。だから出たのさ。

7/13-15 破風涼風

72JRと長野電鉄で須坂駅に降り立ち、ジョギング開始。高山村に入り、一昨年と同じ湯沢林道からのルート…と思ったら入口付近が工事で通りづらそう。そのまま県道112号(大前須坂線)を進むことにする。距離0.6km・標高差90m増しになるが、ぜんぶ舗装路なので結局は楽で速い。

Ogushi急坂の長い所をクリアし、カーブ番号を見ながら淡々と走る。曇って涼しいのは良いが、最近すっかりトレーニング不足だし先の長さに不安たらたら。いや高原の風を楽しもうよ。やがて下り基調となり、出発から4時間で群馬県境の毛無峠に到達。霧が時折晴れて、眼下遥かに小串鉱山の砂地が見える。静かに手を合わせる。

Hafuあまりゆっくりしないのが今回のテーマ。峠を離れ、破風岳の登山道へ。こちらは完全に霧で、標高1999mの山頂も通りすぎるだけ。旧牧草地はヒャッハーと駆け下りるが、乳山登山道は濡れた笹ヤブで、駐車場に下りる頃には脚がめっちゃ痒くなる。ロングタイツにすべきだったか。

協力金を投入してトイレを借り、県道346号(五味池高原線)での下り道。カーブ20毎に給水しようとか給食しようとか考えて気を紛らせつつ、また淡々と進む。豊丘ダム展望所から少し登り返して、激坂を下れば集落に入って一安心。急坂下りはまだまだ続く。

Suzaka53km積算1810mUPを7時間25分で走り終えた。来月頭の鉢盛山登山マラソンに向けたトレーニングとして、今日はちょっと涼し過ぎたか。でも脚は何とかなりそうという自信は付いた。早めの夕食はこれも恒例の「かねき」オムライス。並盛りでもラン後の収縮した胃にはガツンとくるボリュームが嬉しい。あとは長野電鉄とJRで帰ろう。篠ノ井線踏切事故の影響で遅れるが、まったりゲームしてりゃそのうち松本に着く。

112map松本から南はもう何時間も動かないみたいで運転再開の目処も立たず、駅構内は阿鼻叫喚地獄…の後の諦めムード。つまらない所で延々待ち続けなければならない小さい子と、疲れた顔であやす母親の姿がある。事故を起こしたドライバーは、本当にマイカーでなければ移動できない用事だったのだろうか。他の選択肢を積極的に使う世の中になれば、こんな惨劇は回避されるだろう。逆に、鉄道は止まってしまうことがあるからクルマにしよう、なんて人が増えたら酷い悪循環になる。

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日曜はひねもすバタンキュー。昼寝している間に、外に干した布団が雨で濡れてしまったという調子。

祝日の月曜も買い物以外は引き篭もる態勢だったが、筋肉痛が残るうちに次のワークアウト()をした方が筋肉付くかも。夕方になってから、アップダウンの多い城山遊歩道をぐるり一周12.5km。案外走れたし、それならアルプス公園でやってた飛び入りOKのオリエンテーリング大会に参加するのもアリだったか。タイムトライアル式のオリエンテーリングってやったことないんだよな。

むらよしギムナシオンページに、去年夏の自転車キャンプツーリング記「豊後森と天草〜薩摩半島」編をアップロード。これでやっと、今年分の計画作成に入れる。また九州に行くのだが、豪雨被害が心配だ。

7/5-7 幕張ウルティラはいいぞ。

Koara金曜、松本から高速バスとモノレールで立川下車。ゆうちょ銀行で所用を済ませシネマシティへ。アニメ映画「ガルパン」最新話、どうせ観るならここの極爆上映が良い。相変わらずネタ満載で最高のエンターテイメント、福田かわいい。

高速バスでアクアラインを通ってみようか…という計画もあったが、せっかくの平日東京だし休日激混みの所を狙いたい。電車で有楽町に移動し、ソニービルの歴代ウォークマン展示をチラ見してから、日本初のツインドームとして昨年末にオープンしたというプラネタリアTOKYOへ。もちろん光学式投影機を備えたドーム2を選び、13時の回は久石譲コラボの「To the Grand Universe」。なかなかの音響で、まぁ都会のストレスフルな生活を送る人々向けのヒーリングものだった。

Miraiまだまだ行ける。ゆりかもめで国際クルーズターミナルに移動し、日本科学未来館のドームシアター14時30分の回「バースデイ」に間に合わせる。中国人で大賑わいの館内、3Dメガネ着用で宇宙の大規模構造等を見せてくれる。解像度に拘らなければ大町市のでも似たようなのを観られるけどね。

半日は潰せそうな科学館だが、また大急ぎで電車に乗り幕張新都心ジャスコへ。以前ここのウルティラと銘打ったスクリーンでplanetarianを観て、あまりの音響の素晴しさに泣いてしまったものだ。その際のチューニングがガルパン用のをアレンジしたものだという。ならばここでガルパンを観ない訳にはいかない。

今日立川で観たのは極爆でもbスタジオという2番目の箱だったので比較するのはフェアではないが、断然こっちのが上。特にジャングルシーンの雨音や牛蛙のリアリティーは誰でも解るレベルで違うし、この作品で重要な女声曲もずっと生きている。椅子が振動する重低音も遜色ないし…幕張新都心ウルティラはもっと評価されて良い。

またあたふたと電車を乗り継ぎ、つくば駅から春日4丁目まで急ぐ。今日は小走りする度に汗が吹き出す、さすが関東という湿度の高さ。それぞれ距離は短いのでジョギング記録には加えないが、夏場のレースに向け、効果的なトレーニングになっているかも。

Ranranランランという食堂が、店舗面積を半分にして老夫婦のみで営業を再開している。平日しかやってないし、もうほとんど来る機会が無い。という訳で本日のラスボスは「BIG丼」しかも大盛。学生時代も大盛は一度しか頼まなかったし、緊張で胃がしゅくしゅくする大チャレンジである。着丼して一応写真を撮ってからすぐに取っ掛かる。昔より量が少ない、なんてことは無いように見える。六種の具のうち特に野菜炒め、豚肉、麻婆豆腐が好き。これがランランの味だぁ、この世で一番美味しい食い物だぁ! そしてもう半分食った頃だろうと思って良く見ると、まだ1/4しか減ってないという絶望感。

終盤「ヤバい」と焦りつつ、ズボンを緩めてラストスパート。15分弱で完食した。やはり私には大盛までが限界で、特盛は不可能。とにかく最高の満足度、これでつくばに思い残す事は何もない…いやまだエキスポセンターのプラネタリウムがあった。またの機会に。

東京の実家に到着するまで、今日はひたすらタイトなスケジュールだった。列車遅延がなかった幸運もあるが、体力ってのはレースのためじゃなくてこういう日のためにあるものだ。

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土曜は午前に三郷公園等をジョギング、午後は病院へ父の見舞い。長野マラソン3年連続サブスリー賞の表彰楯を父に見せる。そのために諦めずに頑張ったんだ。まぁそんなものかという反応だが。

実家のすぐ近くに五年前からタピオカ屋さんがあって、気になったので寄ってみる。駐車場もない小さな店。だか昨今のブームでクルマで来る人がいるなど大変な近所トラブルを抱えてしまったらしく、食べログとかにはアップしないでと言う。「細く長くやっていきたいからさ」。私自身軽い気持ちだったことを反省し、ツイートは控えておこう。確かに上質で旨い。また来るよ。

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Domekat日曜も雨が小康なうちに近所をジョギングしておく。家を出て、傘をさし一時間弱歩くと葛飾区郷土と天文の博物館に着く。プラネタリウムが昨年リニューアルされたが、引き続きオリジナル製作番組が凄い。13時の回は「シンフォニー・オブ・ユニバース第10番」。クラシック曲を組曲仕立てにして、テーマに沿った映像を見せてくれる(ナブッコとか流れると、昔部活の合奏でやった曲だからあああってなる)。今回のテーマは、ここ30年ほどにおける宇宙像の変化について。観測技術の進化で人類が知る宇宙の姿は大きく変わった。第2楽章と第3楽章の間に行う最新の光学式投影機を用いた星空解説も抜かりがない。これほどの感動があるプラネタリウムって他になかなか無い(しかも公営だから激安)。これからの30年でまた宇宙像はどう変化するだろうね。

唯一の心配は番組制作担当の方が異動・退職したらどうなるのかってこと。上手く引き継いで欲しい。上野で少し買い物をして、最後に特急あずさ号で松本へサヨナラ突撃する。あずさ回数券廃止・全席指定制になって初めて利用したが、急な出張等の社会人からはがっつり正規料金を毟りつつ、2週間前までの予約なら安いので先々の予定が立て易い学生には値上げ感はないかも。座席上のランプで隣に人が来るかどうか分かるので、荷物を置いておけるか判断できるのはメリットと感じた。

列車が松本平に入ると雲間から夕日が顔を出す。けれど織姫と彦星は見られそうにない。旧暦七夕に期待しようか。

6/28-30 雨音は登坂の調べ

Orpheus松本市教育文化センターのプラネタリウムはリニューアルしてからだろうか、金曜の夜も投影がある。光学式投影機による丁寧な星空解説のあと、プロジェクタによる「コズミックコリジョンズ」の上映。これが今月限りなので、駆け込みで来たのだ。2003年の古い作品ながら緻密かつ迫力満点。最後に再び光学式投影機で補足解説してくれる。これで510円なら映画より断然良いと思うのだが、場所が辺鄙すぎて客は他に2名のみ。

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土曜、ツールド美ヶ原の前日受付がてら、ジョギングで軽く近所を一周。会場では大会裏方、ではなく今回選手として出るMさんや、乗鞍仲間のIさんMさんKさんらにエンカウント。ブース出店でマラソン大会で使えそうなバックポケット付きTシャツ等を買っておく。

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Start日曜は朝から雨。梅雨らしい梅雨は松本では珍しいのだが、それにしても土砂降り。距離4.7km、標高差400mの第1チェックポイント美鈴湖がゴールになると発表された。雨天中止は11年前にあるが、コース短縮での開催は初めてだろう。荷物預けをしてから軒下でじっとしていられず、ついうろうろして身体を冷やす。4年前の乗鞍と同じ失敗をしてしまった。会えたのはMさんと、乗鞍仲間のHさんだけで、他の方はDNSという。全体でもざっと出走率は50%くらいだろう。考え方は人それぞれ。私の考えを言えば、悪条件でも楽しみ経験値を積む、という貴重な機会を損失する訳にはいかない。

Sスタート時刻が各クラス7分遅れというのを聞かずにスタンバイしたものだから、もう歯がガチガチ言うほど体温が奪われている。断続的に強い雨が降るなかようやくスタート。応援賑やかな温泉街を抜け、名物の激坂へ。誰も転んでないじゃん。さらにキツめの坂が続くのだが、ちっともギア比を上げられない。二車線の平坦路に出て例年ぶっ飛ばす所も、もう集団下山が開始されてて一車線しか使えず勝手が悪い。油断するとセンターライン係を轢いてしまいそうだ(実際事故があったらしい)。

Misuzu結果、例年のCP通過タイムより1分も遅い20分28秒でフィニッシュ。この調子でやれるだけのことはやったし、何より開催されただけ有り難い。天候は回復してきたが、強風は相変わらず。あれっ、後輪のハブクイックが緩んでブレーキとホイールが接触してやがる。どの時点からだったのか、タイムに影響したかも知れないがまぁいいや。ゴール係のKさんと話したり、カフェピラータ前でうだうだしてるうちに下山がだいぶ遅れたが、浅間温泉に着いてもまだ10時前という。振る舞いの豚汁や出店の佐世保バーガーを食って、一旦帰宅しシャワーを浴びる。

Stadiumもうメットを被るのも面倒くさくて、グランフォンドKOMOROの痛いTシャツを来て、ジョギングで再び会場へ。すっかり晴れて蒸し暑いなか1時間早めての表彰式を観て、抽選会は何も当たらず。次の大会は鉢盛山登山マラソンだなーと思いつつ田溝池へ遠回りして帰る途中、またMさんにエンカウント。鉢盛山では世話になります。

去年はすっぽかしてしまったが、やはり私にとってツールド美ヶ原は年間最大のイベント。つまりこれで燃え尽きることになるが、ちょっと悔しさが残って、バネになるかも知れない。

6/22-23 夏至日の贅肉祭

土曜は午前中に安曇野を軽くジョギング。この「軽くジョギング」ってのが、新たな発見をもたらすことが多い。それぞれ書くほどでもない些細なことだけど「どぶ田堰」とか「けらっぽ堰」とか、ググっても由来が分からん。探せばもっと色々ありそうだ。

3rd午後、松本市教育文化センターのプラネタリウムへ。地元フルート奏者の桂聰子さんによる無料の星空ステージが行われるとのことで、開演20分前で整理券番号66/90、立ち客も出るほど盛況となった。ぐずる子供が数名いるが「最初はウォーミングアップ」と奏者も割り切っているだろう。第1部はヴェニスの謝肉祭で締め、第2部は通常の星空解説でアンタレスの由来など。第3部は最新の投影機を演出に使い、宵待草で締める。ドームシアターは音響が悪いと云うが、それはさほど気にならなかった。最後までぐずり続けるのが一人いて、気にならないと言えば嘘になる。有料で(客層を絞って)やって欲しいが、それだと集客にコストが掛かって難しいかも知れない。いずれにせよ次の星空ステージ企画が待ち遠しい。

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Hakama日曜は昼前に自転車でツールド美ヶ原コースを登る。最近食い過ぎてるせいか絶不調で、月初のタイムアタックに比べどんどん遅くなるありさま。土砂降りの予報があり、雲行きが怪しくなってきたので袴腰スキー場跡で止めてしまう。丁度レンゲツツジの花が見頃だ。路面のガタガタは補修工事がなされており、若干マシになった。ピラータで食事して、結局雨はあまり降らず、裏浅間峠だけ追加で登ってから帰宅。もう次の日曜はレース本番だ。

6/8-9 三笠の山に出でし霧かも

土曜の外出は芥子坊主山にジョギング程度。距離は無いが、300m近い標高差があり効率が良い。今月はどうしても自転車ばかりとなるが、あまりラン走力を落とさず来月以降に繋げたい。なぜなら8月頭の鉢盛山登山マラソンで、もうちょいマシな結果が欲しいから。

という訳でむらよしギムナシオンに去年の鉢盛山登山マラソン参戦記(詳細版)をアップ。なんとか今年の申込締切に間に合った?

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日曜はクルマで王滝村へ。年に一度の長距離ドライブ、と言っても2時間弱で着く。御嶽山二合目過ぎの駐車場からチャリで、スピリチュアルロードのヒルクライムスタート。タイムは計らないし序盤はゆっくりだが、中盤からはそれなりに追い込む。人車一体が楽しいのだ。終盤は霧で景色がなくなり、1時間半で田の原に到着。

せっかくだから残雪の参道を少し歩き、標高2256mの三笠山神社に登頂する。霧と木々に囲まれまさしく幽玄。水たまりに見えるのは小さな火口湖とのこと。チャリで下山途中、八海山神社にも寄る。ここは目の神様とのことで、湧き水も美味しい。もうひとつ十二大権現もお参り。さるぼこ人形を1つ持ち帰り子宝が出来たら人形12ヶを作り奉納するシステム。いざとなったらすがってみよう。三社とも、前回までスルーしてたのが勿体無い趣があった。

Mikasa

Hakkai

Juuni


駐車場に戻り、ひめやのほうば巻を購入。もうこれが楽しみで楽しみで、梅雨の季節に絶対外せない味覚となった。アップルパイも一つ買い、先に頂く。サクサクジューシー。周辺には霊神碑が無数に並び、散策して時間をつぶす。昼食は木犀舎で、ここのピザとコーヒーも毎年の楽しみ。下山で冷え切った身体がやっと暖まった。もう一つの選択肢だった王滝食堂が閉店したのは悔やまれる。

Houba今日はSDA王滝っていうMTBの大会があって様子を見に行こうかとも思ったが、雨が降りだしたし断念。クルマで松本に無事帰る。ほうば巻がどんどんなくなる。

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