8/26 おはよう パンク
例年通りチャリで乗鞍入りし、寿家という宿で宴会。酒はかなり控えて早目に眠り、今朝に頭痛を残さなかった。1:20'切りという命題のため、体調はまずまずである。暑くて頭がぽーっとしてるけど。
名簿にT内先輩の名を見付けたが、会場は人が多すぎて探すことができなかった。まぁ仕方ない。最高の天気のもと、気負わずスタートを切る。
始めチョロチョロ中パッパ作戦、序盤は基本キープレフトでゆっくり走る。すると休暇村を過ぎた辺りで、背後からニコニコ動画で聞き慣れた音楽が流れてくる。キター!初音ミクのコスプレの人だ。衣装だけでなくクロス改造の痛チャリにも、ネギ型サドルやブレーキ位置などに工夫が見られる。だがな、前カゴを付けたチャリに負けたらランドナーが廃る。一気に目が覚めて、必死で食らいつく。ゆっくりしてる場合じゃない。これほど面白い撮影&録音対象はなかなか無いし。
激しいデッドヒートが10分余り続いた。間もなく第1チェックポイントというところで、後輪にゴリッと来たぜ。え・・・ボーカロイドが彼方に消失してゆく。よりによってレース中にパンクとか。すぐに諦めて停車し、タイヤを見るが異状なし。ここにいても仕方がないので第1CPまで押して歩く。ピンチは最大のチャンス。テレビのクルーが来ていろいろ質問を受ける。嬉々として「気合入れて練習したんですけどねー」などと大ボラを吹きまくる。多分オンエアには採用されないけど、美人レポーターと話せただけでラッキーじゃないか。
という訳で、2012年の夏が終わった。せいぜい三本滝で観瀑と洒落込み、また押し歩きでスタート会場へ戻る。これは時間が掛かって少々参った。でも手元に自転車があるだけ群馬彷徨の時よりマシなのだ。ああ、サービスのスイカが旨い。
下山最終組の後に頂上行きバスに預けた荷物が戻ってくる。ようやくチューブ交換を済ませて「乗れる自転車」になった。宿の昼食に間に合わせ、それが済むと集合写真を撮って解散という流れになる。自走で帰る私は「心配だ」と言われるが、こちらから見ればクルマの方がよっぽど心配。しばらくトンネル地帯の渋滞をすり抜けたりすり抜けなかったりしつつ、島々を過ぎれば波田高速を使って快適に帰宅。
記録が良かろうが悪かろうが、普通に完走することがいかに嬉しいことか、こういう経験があると身にしみて分かるようになるかもしれない。しかも今日は数年に一度の絶好天だったからね。もうちょっと悔しがれよ自分。あの高みに僕は、行かなかった。
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