4/23 光城山で光芒が光るじょー

まだマラソンの筋肉痛が残る朝、軽く6.5kmだけジョギングしてから出勤。そういえば「サブスリー達成したら仕事辞める」なんて事を宣言していた気がするが、今週から工場内のとある小さなラインで管理者の仕事をすることになった。作業者からはガラッと内容が変わるので、別の仕事と言って良い。というわけで今暫く続ける事にしよう。

帰り道、安曇野市東端の光城山(ひかるじょうやま)斜面に一筋の光が続いているのが見える。昼間に見るとそこだけ桜並木になっているのが分かるけど、夜も歩いて上り下りできるのかな。自分は煙のように高い所が好きなくせにこの山は未制覇だった。疲れを押してチャリで遠回りをし、下の端に辿り着く。
Nighthikarujo 光の回廊の正体は裸電球が照らす登山道。さあ桜のトンネルを登っていこう。まばらに行き交う人と「こんばんは」と挨拶をしつつ、また時々振り返って写真をとりつつ、30分ほどで標高911mの山頂に到着。ふもとで散り始めている桜は、頂上ではまだ五分咲き。それを前景に安曇野の夜景をも一望できるのは気分が良い。つい写真撮影に専念してしまうが。

下山後、チャリで150mアップの大口沢経由で帰宅。疲れがおかしなことになっている。

8/2 歩いたり休んだりしたけど 私は完走です

Okutamanight 青梅線の最果て奥多摩駅には0時42分に到着したが、暗いうちに山道に入るのがイヤなので、時間調整して2時に出発。しかもなぜかジョギングで。歩きゃあ楽だろうに、単に今回の山行をジョギング記録に加算したいが為である。
当然クルマ通りも滅多に無い時間帯で、一人で暗いトンネルを抜けたり漆黒の小河内ダム湖畔を進まなければならない。それでも山梨県小菅村に入る頃には空と山の端が少しずつ輝きを取り戻してゆく。

白糸の滝に寄り道してから登山口に至る。既に登り基調の26kmを走ってるし、足が棒のようだ。背後から紫外線が襲いかかってくるので真っ白タオルを首に巻き、熊除けにケータイを鳴らしながら山に入る。もはやジョギングで…ってのは持続できなくなり、歩き混じりになる。体力をチャージして何とか走ろうとする。まさに限界への挑戦。だが進むにつれ、ほとんど歩きになってしまった。山を甘く見てましたすみません。フルコンパでやぶこぎをして飲み水を確保、あとちょっとだ。

ついに大菩薩峠だー!  (余談だが、この峠越え大会が行事だった某出身校の大本営発表によれば、小河内ダムから塩山北中学校までの距離は42.3kmとのことで、フルマラソンより長い距離の山行であることを誇示していたのだが、手元で計算すると多めに見積もっても38.5km程度しか無い。後日改めて精査してみたい。)
Kamihikawa ここでジョギングタイム計測は一旦区切る。介山荘で食うカップラーメンは日本一まずくて日本一うまい。これで塩分を補給後、日本百名山の大菩薩嶺2057mへ往復する。稜線歩きは素晴らしいが、山頂は木に囲まれ展望無し。標識には控えめに「山梨百名山」と書かれていた。

11時、本日二度目のジョギングタイム計測を開始して下山開始。下りと言えど、足が笑って全然スピードが出ない。ようやく里まで降りて、大菩薩の湯という温泉施設があるのでここで時計を止め休憩。こういう時の温泉は最高だな。
でもまた時計を再開して走らなければならない。何か今日は蒸し暑いし。それでもモモの直売所群や塩山北中をやりすごして、塩山駅まで完走! 人生の落伍者でもダイボじゃ落伍しねーぞ。

登山行事で残りの距離だけを気にしながら前へ前へ歩かされるより、自分で地図を把握し計画を立て、好き勝手に寄り道をすることの何と楽しいことか。単なる夜型生活解消の荒治療にしては充実したので、また登山記か何かまとめたい。
んで、今夜早寝しないと意味ないのだが。

記録
奥多摩駅→大菩薩峠 ジョグ(歩き混じり) 33.7km 標高差1,550mアップ
大菩薩峠⇔大菩薩嶺 ウォーキング 3.7km
大菩薩峠→塩山駅 ジョグ(歩き混じり) 14.6km 標高差1,500mダウン
総距離 52.0km 2時0分出発〜15時23分到着

6/10 どうせ山なら登らにゃソンソン

午前10時35分に浅間の駐車場前をスタートし、およそ正午までのゴールを目指してレースコースをタイムアタック。激坂終了8分20秒、第1CP(美鈴湖)21分35秒、第2CP(上ノ平)40分20秒、第3CP(女鳥羽川源流)1時間16分35秒、天狗の露地1時間33分ジャストでゴール。あれ、ヘバって駄目だ駄目だ俺はもうオシマイだ、なんて思ってた割に悪くないタイムだと思った。やはり最大の課題は腰痛で、これを何とかしないと死ぬ気で頑張れない。

腰にはウォーキングが良いらしい。ならば余った体力で美ヶ原山頂の王ヶ頭2034mまで登ってみようか。早く帰ってやるべきことが山ほどあるけど(職探しとか職探しとか)、どうせ山なら登らにゃソンソン。というわけで山頂へ。やはりここからの広々とした牧場を観ないと、たいした景色のない天狗の露地までじゃもったいない。
Ushi5625 台地のはるか右手には美ヶ原の一角、茶臼山がある。よほどの里山好きでもなければ足を伸ばさないような所だが、今年はその標高2006mに因んでちょっとしたキャンペーンをやってるようだ。「ついでに歩く」には遠いが、美ヶ原にディープに関るには避けて通れない気がした。牛がむしゃむしゃしているただ中をフンを踏まないように注意しながら抜け、少し登れば茶臼山登頂。東側の景色だけ開けていて、曇り空ながら霧ヶ峰や蓼科山が霞んで見える。
およそ10kmは歩いて、チャリの元まで戻った。へば。(チャリ積算1400mアップ)

3/3 税肉署

3月にしてはめずらしく真冬日の予報だし「こんな日に走っても足を壊しちゃうよ」などと弱音を吐いて、クルマでほりでーゆ〜温泉へ行く。温泉はどうでも良くて、やはりサウナに入り浸る。外で体を冷却するときの100度近い気温差がたまらない。体重測定は…贅肉増えたかなぁ。

午後は確定申告書用紙を貰いに税務署へ。書くのめんどくせー。ついでにそのまま歩いて松本市街〜浅間温泉まで一周する。職探しはフットワークが大事だし? 仕事は見つからずとも、どうでもいい小さな発見をしつつの11kmだった。帰ってバタンキュー。

10月12日 時をかける大和

あちこち歩き回ったせいで、足がつらい。もう一日頑張ってくれ。ちょっと寝坊して8時に宿を出る。朝日を浴びる瀬戸のさざ波。ミニフェリーは通学の足。
Onomichi尾道大橋を目指して街を縦断する。丘からやや見下ろす尾道水道は、また独特の美しさがある。橋は歩行者無料。いっそこのまま歩いて四国を目指す? まさかね。デジカメがメモリーカードも電池も終わりかけてるんだ(歩く根性がないだけ)。
向島側に降りると、そこは造船所や鉄工所が並ぶ工業の島。パチンコが島の娯楽だ。やがて日立造船所の門に辿り着く。映画「男たちの大和」ロケセット行きのシャトルバスに乗る。大した距離じゃないが、造船所構内を通るためバス移動になるようだ。つーか、もうここは船なんか造ってなくてガランとしてるだけじゃん。
Yamatoすなわち映画の撮影のため、6億円かけて原寸大の戦艦大和を一部端折って再現してある。撮影が終了したので、こうやってしばらく一般公開している訳だ。プラモデルでしか触れたことがないあの大和を、本当のスケールで体感できるのは感激ものだ。じっくりと観察したいが、時刻の都合で早足で回る。しかし出口で待ち構えている1,200円の映画前売券を買ってしまった。12月になったら観に行かねば。それ以前に、尾道を舞台にした大林映画6作も観たくなったので、近いうちにレンタル屋に行こう。
昨日今日さんざん見送った渡船にやっと乗る。激安。尾道駅前に到着し、街に別れを告げ列車に乗る。あとは適当に腹ごしらえしつつ、東へ帰宅する旅。車窓には福山城、岡山城や姫路城、さらに日本離れした威容を誇る明石海峡大橋。
大阪を過ぎれば見慣れた風景に退屈なだけ。音楽でも聴いてまどろむ。松本駅に到着して外に出ると、寒っ! さすが信州。アパートの部屋に戻っても、まだ夜行フェリーの揺れてる感覚が残ってる気がする。

10月11日 秋の宮島

夜行船は未明の北九州・新門司港に到着。JR駅への送迎バスが3分後には発車。これで小倉駅まで乗ることもできるが、門司駅で途中下車することにした。みなさんさようなら。
きっぷに今日の日付スタンプを押してもらい、門司港駅まで列車で移動。こういったぶらぶら旅でないとまず寄らない土地だ。夜が明けてゆく。レトロチックな駅舎や旧館たち、雄大な海峡風景、そこに浮かぶ関門橋、強い潮流に負けじと行き交う大小の船。門司いいよ門司!
Kanmon関門橋のたもと、和布刈(めかり)公園を登り、ここからもその俯瞰を満喫する。すっかり門司港が今日のメインになってしまったな。さらにエレベーターで海底トンネルに降りて、下関を目指す。さあ、歩いて本州に帰ろう。
本州側の地上に出ると、そこは壇ノ浦。大河ドラマ出演者達の手形が飾ってあって笑える。こちら側は昔チャリで走ったことがあるが、ゆっくり歩いてみるのも格別。潮流がいつの間に凪いでいるのが、時の流れを感じさせる。門司港から10kmは歩き回って、下関駅に到着。予定よりすっかり遅くなった。鈍行列車に乗って東へ急ぐ。
下関発岡山行という7時間超の長大な運行設定にJR西日本の投げやりさ(?)を感じつつ、眠気でうとうとしたり多島美にうっとりしたり。4時間経った途中の宮島口駅で下車。青春18きっぷで宮島連絡船に乗るのが夢だった(今回のきっぷは18きっぷとは微妙に違うが)。
Miyajima1関門でゆっくりし過ぎたしわ寄せで、宮島は早足で回る。ここって日本三景でしかも世界遺産なんだっけ? 台風の度に話題になる所だよね。時間を気にしつつ、オタフクソースののぼりに誘われて広島風お好み焼きを食べることにした。
おいしくて、何か心もお腹もいっぱいになってしまった。これ以上、何を観光せよと言うのだ。こういうタイミングで死ねれば幸せかしら、なんて考えないけど。
本土に戻り、JR鈍行でさらに東へ東へ。姫路あたりの安いカプセルにでも泊まろう、などと思いつつ地図を眺めていたら、急に尾道案が浮上。もう暗くなっちゃったし、列車に乗り続けるのもしんどいしなぁ。とりあえず尾道駅で降りてみる。お、4,000円のビジネスホテルがある。よっしゃ、ここに泊まろう。
Crane・・・それでも安いとは思えないようなお粗末な宿だったが。まあいい。風呂を済ませてから、夜景でも撮りに外出する。向島にある造船所クレーンや尾道大橋のライトアップがキラキラ奇麗。ひんぱんに往復する何系統もの渡船もここならではだ。さらに尾道といえばラーメンなので食べてみる。まあまあ。

10月7日 夢見る時間に起きてる

チャリ用のペダルを買いに行く。ついでに駅前にも所用があるから、クルマは使えない。ということで10kmほど歩いて街を回ることにした。
スポーツ用品店でオーストリッチブランドのケータイホルダーを衝動買いする。いままでNORTH FACEのを使ってて、そのミニマムなデザインが気に入ってたのだが(他社のがダサ過ぎ)、旧式なので今時のデカいケータイが入り切らず、たびたび滑落を起こしていた。おかげで傷だらけ。よくCCDとかイカレなかったなと思う。
雨が降ってくる。洗濯物が干しっぱなしだし、急いで帰ろうと駆け足になる。しかしすぐにバテてしまった。今日は走れる体調じゃない。やがて止んだので、とぼとぼと帰る。
ここ二日ほど、ゴールデンタイムに眠ってしまい観たいドラマを見逃したが、今夜はそうはいかない。最後の「白線流し」だ。私がよくトレーニングに使う道が画面に出てくると、やっぱ嬉しい。いやそんなことより、日本一後ろ向きだった自分の青春時代と比べてみてしまう。

※明日から数日ネット環境を離れるので、このBlogはケータイを利用して続行する予定ですが、更新やレスが不安定になると思います。

9月22日 牛歩

bambashitaチャリで浅間の激坂を登る。もう何十回ここを走ってるのだろう。そして一向に楽に登れるようにはならない。美鈴湖まで400mアップして帰る。
また村井町に用事があるので列車に乗る。帰りは歩き。強い追い風に煽られて、かなりの早歩きになった。途中で牛丼セール中のスキヤに寄る。牛肉ってマクドのミートパティかこういう機会でもないと口に入らないわ。計12km歩き、夜10時までには帰宅。

9月20日 ウォー王

長距離走というのは麻薬みたいなもんで、それをやった日の夜はいくらでも夜更かしができてしまう。その代わり、翌日受けるダメージが倍増してしまう。
というわけで、今日の昼間は全然体が動かなかった。一昨日の筋肉痛も一緒にやってきてるし。夜になりようやく活動開始。市内村井町に用事があったので列車に乗る。娑婆はええなあ。村井からは歩いて帰ってきた。若干の寄り道を含め、計13km歩くことができた。膝の強化の為にも、ウォーキングというのはなかなか良いトレーニング方法かも知れない。特に今日みたいに走る気になれない日は。

9月7日 Zと書いて津と読む

昨夜はビジネスホテル(朝食バイキング付5200円)に泊まった。昔は駅寝とか当たり前だったのに、すっかりひ弱クンになってしまったものだ。
朝には雨も上がり、風は強いがいい天気。まずは津を少々観光する。歩いてみると結構都会だ。
伊勢神宮に向かうべく、JR線に乗る。しかし昨夜の暴風雨の影響で、次の松阪駅止まりになってやがる。まぁ近鉄線での振替輸送くらいしてくれるだろう。
が、列車は途中で急ブレーキ。「この先の踏切で陥没箇所があるとの報告で、暫く停車します。」…こういう“カンヅメ”状態をいっぺん経験してみたかったんだよね(?)。1時間20分後、やっと動き出す。
もういっそ、松阪牛だけ喰って帰ろうかしら、とも思ったが、元々今回の旅はフェリーで北九州へ行って、返す刀で安芸の宮島にお参りする予定だった。それが時化のせいで廃案になり、やっと副案の伊勢神宮にここまで近づけたんだ。「一生に一度は伊勢参り」を敢行したい。近鉄線に乗り換えて伊勢市駅へ。
駅から少し歩き、まずは外宮。これが?ってくらいアッサリしてる。もちろんそれだけでは片参り。さらに4km歩いて内宮へ。こちらは門前町が賑わっているし、境内もなかなかのもの。名物の赤福も食す(松本の百貨店でたまに販売されると行列になるんだよね)。バスで伊勢市駅に戻り、伊勢うどんも食べておいた。
かくして18きっぷの旅は終わりに近付き、今晩中には松本に帰れる見込み。旅に出る前は、ブロードバンド環境を何日も離れるなんてイヤで、往生際悪く完徹した有様だった。今は、お金さえ許せばまだまだ旅を続けたい気分である。帰って自由にインターネットできたとて虚しくなるだろう。
そういった意味で、本来の自分を少し取り戻せた、それが今回の旅の収穫だ。
(写真は伊勢内宮)050907_1419.jpg

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