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8月11日 白い封筒

手紙が来ていた。先日拾った財布の落とし主からである。…達筆すぎて読めねぇし。頑張って解読してみると、財布を落とした原因とか、電話をしたけどうまく繋がらなかった事とか書いてあった。ともかく無事本人に戻ってめでたしである。
それに、美術館の招待券が入っていた。何かお礼が頂けるならそれが一番いいと期待していたので、ラッキーである。近日中にこっそり観に行こう。
こうなるとこっちもお礼の手紙を書かねばなるまい。余った年賀状でって訳にもいかないから、ホームセンターで縦書き用のビンセント・ベガ、もとい便箋と封筒を買ってきた。でも直接書けるほど作文慣れしていない。パソコンで縦書きワープロを起動する。「前略」……。長い夜になりそうだ。
あ、今日は全然走ってないや。

コンビニの誘惑 コーラヨーヨー

最近セブンでコーク瓶が復刻販売されている。250mlで250円と少々お高いが、オマケでヨーヨーが付いてくる。
ヨーヨーといえばロス五輪のときにイーグルサム・デザインのものがクラスで大流行し、しかし弱気な9歳の私は親にねだれず、空き缶を加工して自作した。イーグルサムの絵まで書いて。
時は過ぎ去り21年後。そんなオモチャに、、、釣られてしまった。
一回目はビギナーヨーヨー。軸に紐が固定されているが、これはこれで連続輪投げなど奥が深い。
二回目も同じビギナーを引いてしまった。心置きなく一台目を分解。直らなくなった。
三回目はパッケージの隙間から中身を確認した上で、プロフェッショナルヨーヨーをゲット。軸空転タイプは初体験で、難しい…。
ともかく狭い部屋でブン回すようになったので、オーディオのスピーカーにネットをかぶして悲劇予防。
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8月10日 小海線はつらいよ

今日こそ青春18きっぷを消費するべく、朝6時半発のJRに乗り込む。山梨県小淵沢で小海線というローカル線に乗換え、小諸に向かうのだが、清里で途中下車。かつては「花の清里」と謳われタレントショップ等で賑わったリゾート地も、いまは寂しさつのるばかり・・・。と勝手にイメージしていたが、降りてみたらそこそこ賑わっていた。頑張ってるじゃん。
seisen清里と言えば清泉寮。聖ツンデレ教会(だったっけ?)の坂を30分ほど登るとある、え〜と、要は観光地。それより隣りのポール・ラッシュ記念センターに入館する。子供の頃から名前だけは知っていた、清里の父であり日本アメフトの父だ(細かい説明は面倒なので興味のある方はKEEPオフィシャルページを)。雨が降って来たので、野辺山まで歩く予定をキャンセルして、コーヒー飲んでうだうだする。
清泉寮と言えばソフトクリーム。行列まで出来てて物凄い勢いで売れているが、味の方は甘くて好みではなかった。駅へ戻りがてら、清泉寮パン工房で昼食を買っておく。
小海線に再び乗る。野辺山高原を越えると、ひたすら長くて退屈な路線だと思う。終点の小諸で下車。チャリでは毎回素通りしてしまう地だが、今日はここが目的地。すなわち懐古園。しかし乗り継ぎ時間が少ないので島崎藤村記念館とかはパスして園内を回り、それでも「寅さん会館」だけは寄る。壁に渥美清の年表が貼ってあり、1945年巣鴨中学校卒業、と書いてある。OBの間で「巣鴨卒はガセ」説が広がっていたので、やっぱり大先輩だったと確認できて良かった。他に、くるまやのジオラマや撮影に使った鞄などに感動。俺もフラフラ生きるぜ。
spatioまた小海線に乗って、小淵沢へ引き返す。ここから30分歩いてスパティオという温泉施設へ。8年くらい前に入った時にすごく気持ち良かったから、また入りたくなったのだ。ぬるめの露天につかりながら青空を見上げるのが最高。
松本に帰ったのが19時過ぎ。まだ今日は終わりじゃない。薄川で松本最大の花火大会がある。花火自体を楽しみに行くというより、ほとんど写真撮ってた…。ともかく長い一日だったし、充分に歩き疲れた。
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8月9日 すべての坂を登れ

ちっとも消費が進まない18きっぷ(あと4回)があるので、朝から電車に乗る予定だったが、見事に寝坊。午後からじゃしょうがないし、どうしよう…?ジョギングするにもまだ足首に不安が残る。
結局今日もチャリで坂登り。昭文社刊ツーリングマップルで「おすすめルート」になっているにも関わらず未制覇の道が近くにあった。松本市南東部の宮ノ入林道だ。林道入口には無残に引き裂かれた獣の死体があり、イヤな予感がする。道は緩い舗装路で走り易いが「熊出没注意、H16」の看板を発見。げっ、クマいるのかよ! ケータイからMP3音楽を鳴らして警戒。相変わらず女声モノしか録音されてなかったりする。
「土砂崩落につき全面通行止」の看板もあったものの、チャリで気をつけて走ってるぶんには無問題で、峠に着いた。美ヶ原山塊の展望地だが、キャンピングカーが豪快にアイドリングしている。サイアク。少し山道を歩いて宮入山の三角点(1530m)にも寄るが、景色はない。山道は南の鉢伏山に続いてるようだが引き返す。
owago西の中山側から登って来たので、東の入山辺側に降りる。林道出口はパァッ、と広いキャベツ畑。ここまで降りればクマの心配もなく安心。その恐怖さえなければとてもいい道だったんだけど。心なしか秋のような涼しさだったよ。
地図上の走った道に蛍光ペンを引く、という作業をここ数年サボっていた。とりあえず松本近辺のページだけ一気に更新。今日走った分も加えれば、ほとんどのめぼしい道を走破してるじゃん状態だが、美ヶ原山系の裏側がまだ甘い。実際走るとなるとかなり辛いだろうけど、行かねば。松本のスケールを体で感じろ。そして精神的に飲み込め。

8月8日 絶対無言電話

shibu-shirakabaうだうだしてるうちに午後。国会中継を見届けてから、チャリで三才山集落を経由し美鈴湖を目指す。このルートだと国道でアプローチするうちに高度を稼いでしまうので、いざ本格的な登りになってもあっけなく美鈴湖に着いてしまう。そこへの一番楽なルートであることが判明。浅間温泉からの激坂は翌日の体調に響くから…。今日はさらに渋池まで計600mアップ。
夕方、クルマで堀金村ベイシアスーパーまで、備蓄用の加工食品を買い溜めに往復。ウチに帰って、そろそろ昨日の財布の落とし主から電話が来るころじゃないかと待機。マッポに伝えたのはケータイの番号なので、ケータイが鳴るはず。
そんな折、部屋の固定電話が鳴る。こちらに掛かってくる電話は100%セールスなので、最近は居留守はしなくなったものの、向こうが身分を明かすまで絶対に無言でいることに決めている。
「………………………」「……もし、もし?」「………………………」「……もし、もし?」「(こちら○○ですとか言えよ)」「……ガチャ」
なんだ、いつものセールスか。あれ、待てよ。そうとも思えない老人の声だった。まさか財布の落とし主か!?もしかしてケータイに掛けることを嫌ったか、あるいは私が圏外にいることが多いため繋がらず、電話帳で固定電話番号を調べたのかも知れない。
ああ、もうどうでもいいや!

8月7日 雷撃作戦

西の空から積乱雲が迫る。しかし足首が痛いからジョギングするわけにもいかず、チャリで山に向かう。遠くから轟く雷鳴。あれが来る前に山を登って降りないと、最近は「意外な場所で落雷に遭った」というニュースが多いから…。これは、北の方の国が電撃作戦を仕掛けて来た時に本気で逃げるための、命がけのトレーニングとして最高のシチュエーションである。浅間の激坂を登る足に力がこもる。少しでも気が緩むと、ズゥゥゥン!という響きが近づいてくる。
無事美鈴湖まで登り、これ以上は危険なので三才山集落に降りる。そこからまた軽く谷沿いを一登り。あとは何事もなく、だらだら下りを帰るだけである。
…が、セブンイレブン洞店前の歩道に財布が落ちている!?とりあえず拾う。一見して、保険証と通帳が入っている。これは大変だ、迅速に交番に届けないと。ここから一番近いのはどこだっけ?田舎だからなかなか無い。まず岡田の駐在所に行くが、日曜なのでお休み。次に近い浅間温泉の交番に行ったら、パトロール中で不在。ちょっとイラついてきたぞ。んで、自宅近くの旭の交番でようやくマッポに会えた。
find-doc「財布拾ったんスけど」「じゃあ書類かきますんで時間いいですか」こんな調子で中身を改め、ちょっとびっくりした。所有者は、ことえりでも一発変換できるほど有名な美術館の理事長であった。成金じゃなくて本物のセレブだ。入ってた現金は千円なので報労金を貰ってもしょうがないが(その為に拾ったわけじゃないし)、お礼の電話が掛かってくるらしいのでこっちが緊張しそうだ。
マッポから解放され、うちに帰るとスコールがやってきた。

8月6日 驚き轟きカーニバル

今日もチャリで軽くトレーニングしとくか…、と思ったら強いにわか雨が降ったり止んだり。こんな日はジョギングに限る。痛めていた右足首にまだ違和感が残るが、見切り発進。田溝池コースの急坂をハイペースで登ると、まず脳が酸素不足感に襲われ、次の瞬間全身に転移する。体中の細胞が熱を帯びて、悦びのうたを奏でる。今、私が享受しうる数少ない“生きている実感”がここにある。下り坂は、ウォーミングアップ不足がたたり足がつりそうで、スピードが出せなかった。終盤は土砂降りに遭う。10.5kmを走り終え、すぐシャワー。
bonbon05相変わらず雷鳴が轟いているが、今夜は県下最大のカーニバル「松本ぼんぼん」だ。私は松本人になりたくて引っ越して来たのに、未だに参加の機会を得ない。やや悔しさ混じりに、歩いて見物に行ってみる。しかし強い風雨と雷鳴で中断していた。誰か知ってる人でもいないかと歩き回ってみたが、滝のような豪雨が街を包む。松本ぼんぼんの中止が決定した。
いったい、発散されずに終わった参加者たちのパワーはどうなるのか。そこに興味があったが、降り止まぬ雨に頭を冷やされたのか、青森のねぶた祭のように暴徒化する様子はなく、少しずつ散り散りになっていった。
私は歩き回るうちに、また左足首痛を悪化させた。バカだ〜。

8月5日 秋が近い

toyoshinaCCまた歩けるくらいには回復したので、待望のサイクリング。二日のブランクがあると、いきなり激坂級は気が進まない。どこへ向かおうかと行き当たりばったり走って、豊科カントリークラブまで登り、名無しのダート峠を越えて旧四賀村に入り、明科町経由で裏道を探しながら帰って来た。3時間くらいぶらぶら走ったけど、どんなに走っても時が過ぎるだけ、みたいな虚しい感情に襲われる。きっと猛暑のせいだ。

8月4日 小岩のメモリー

今日も足の早期完治のため安静にする。上半身の筋トレぐらいしかやることがない。極力細身になりたいから、あまりやりたくないんだけど。
Akinaそれはそうと、ついにiTunes Music Storeが日本でもスタートした。一日千秋の思いで待ち続けていた私は、ひねもすiTMSブラウジングに懸ける。曲単位で買いたい懐メロっていっぱいあるんだよね。でもSONYやVictor関係が見当たらないのは痛い。そんな中、記念すべき購入一曲目はAkina Nakamoriの「Meu Amore」(ミ・アモーレ;セルフカバー)。
他に、検索で小曽根真トリオを発見。「ドラえもんのうた」が面白そうなので買ってみる。購入ランキングを見るとなぜか松崎しげるの「愛のメモリー」が人気だが、どうやら2ちゃんねるで祭りにしてるらしい。祭りに乗るのは気が引けるけど、東京都江戸川区小岩生まれというプロフィールが自分と同じな事と、ランク1位のDef Tech(学会の教化ソング)を追撃して欲しいので150円投じる。アツイぜ。

8月3日 待機安静

先月起こした左足首痛は無理しまくって回復が遅れた反省から、今回の右足首痛はとにかく安静にする。こんな日に限って風通しが悪く、クソ暑い。買い物にも行かないから食事は卵だけが頼りの貧相なものになる。一日1〜2個は卵を食すから片手割りを練習中だが、成功率は10%が30%になった程度。生きてる価値が解らなくなる。
おもむろに「浜辺の歌」のギターソロを練習する。6日前に挫折したやつだ。何でこんな物覚え悪くなってるんだろ。でも指先を刺激することはたぶん老化防止に役立つから、一生の趣味にしたい。いや趣味じゃなくて特技にしたい、なんて考えてた時期もあった。
早く足を治して、未体験なとびっきりの無茶をしたいな。…あ、たまにはこんな日もないと自分が何したいのか分からなくなるね。

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