一年半前の長野マラソン以来封印していた“戦闘機”アディゼロRC3を久々に履いて、JR大糸線に乗り込む。朝もやの向こうに常念山脈が雪化粧を始めている。ついに治らなかった右膝はサポーターをランニングハーフタイツで覆って補強した。あとは完走を祈るのみ。自分で握ってきたおにぎりを食べ、一睡している間に信濃大町駅に到着。シャトルバスで運動公園に移動する。
二年振りにやってきました大町アルプスマラソン。またハーフの部での出場だ。ハーフマラソンを走ること自体、その時以来となる。9時にフルの部と一緒にスタートし、まずは攻めの走りをする。“仏崎”や“大崎”など北アルプスが岬状に落ちている部分を繋ぐ県道306号はさながら「岬めぐり」のようだ。頭から曲がこびり付いて離れないぞ。折り返して上り坂になると、トレーニング不足が響いて余裕がなくなってくる。最近2kgも体重が増えてしまったので、2リットル入りのペットボトルを抱えて走っているようなものだし。さらに懸念していた膝が痛みだし、踏ん張りが利かない。10km地点まではベストペースだったのに、いつしかジョギングになっていた。第二折返しを過ぎ下り坂になってから一つ順位を落としてしまう。
結局一昨年より1分15秒も記録を落とし1時間26分58秒でゴール。これはひどい。しかし折返し地点で確認していた限り、ハーフの部に速いランナーは少ない。もしかして?とドキドキしながら完走証を受け取ったら、一般男子(49歳以下311名)で第8位の印字。ギリギリ入賞してしまったのである。去年のデータより10分も入賞圏が落ちるとは、何たる幸運だろう。「嬉し恥ずかし初入賞!」…この文言をブログに書いてみたかったんだ。副賞は何もないし8位だとカップもない。賞状と書かれた大きめの完走証を貰えるだけだが、表彰式の末席に加えさせてもらっただけでも嬉しい経験だ。今までは指をくわえて眺めているだけだったからなぁ。
ただし腸脛靭帯炎?を押して強行出走した代償は大きい。歩くにも苦労する状態にまでぶり返してしまった。ひょこひょことサービスのリンゴ、お漬物、冷奴、蕎麦などを食らって、フルのランナーが帰ってくる頃シャトルバス乗り場へ。「12時34分の電車に間に合いますか?」と尋ねたら、まだ3人しか乗ってないのにすぐ発車してくれた。親切だなぁ。
帰宅時にコンビニでケーキを買い、ちょっとお祝い気分。そんなん食ってるから太るのだと。
なお帽子マウントのiPod nano 5Gで動画を撮ったものの、レースの撮影は大失敗。一応zoomeに上げとく。
→zoome:大町アルプスマラソン(ハーフの部)10倍速※撮影失敗
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